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・第33回日本植生史学会大会のご案内(第2報)
・第44回日本植生史学会談話会のご案内
Japanese Association of Historical Botany
2017年6月、大阪市立大学と大阪市立自然史博物館の共催で、国際シンポジウム「人と植物の共生 −都市の未来を考える−」が開催されました。
その報告書が、2018年2月に出版されました(B5判縦、総ページ150ページ、オールカラー)。
この報告書を希望する個人や機関に、着払い送料1冊271円で、贈呈されています。内容・申し込み方法等は、下記のページをご覧ください。
http://www.omnh.net/whatsnew/2018/05/post_325.html
植生史関係では、下記の記事が掲載されています。
植物化石から紐解く日本の森の歴史 百原 新(千葉大学)
太古の森に思いをはせる-都市で見られる化石植物- 塚腰 実(大阪市立自然史博物館)
生物多様性保全と里山管理 佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)など
第 44 回日本植生史学会談話会を下記の要領で開催します。
講習会「光学顕微鏡による花粉観察と花粉分析処理の講習」
内容:花粉を研究対象とする学生および研究者を対象に,花粉観察に特化した光学顕微鏡選定や扱い方と効率的な花粉化石分離法の専門的知識を講習します。学生や若手研究者には技術の伝承を,中堅以上の研究者には専門知識の情報交換の場を提供します。
講師:守田益宗(岡山理科大学),講師補助:吉田明弘(鹿児島大学)
日時:2018 年 7 月 14 日(土)12:50~18:00、15 日(日)9:30~17:00
会場:岡山理科大学D2号館6階生物学実験室 岡山市北区理大町1-1
岡山理科大学キャンパス交通アクセス
http://www.ous.ac.jp/access.php?jpml=accessmap
主催・共催:日本植生史学会(主催),日本花粉学会(共催)
世話人:那須浩郎(岡山理科大学)・三宅尚(高知大学)
定員:顕微鏡講習30名、花粉分析講習16名
会費:会員3000円,非会員6000円(顕微鏡講習のみの場合 会員1000円,非会員2000円)当日会場にて徴収します。
申込方法:電子メールにて,件名を「第 44 回談話会参加希望」として次の事項を記載の上,danwa44(at)hisbot.jp((at)を@に置き換えてください) 宛へお申し込み下さい。
申し込みの締め切りは 7 月 6 日(金)です。
①氏名 ②所属 ③連絡先(住所・電話番号・E-mail) ④会員/非会員 ⑤参加希望講習(顕微鏡講習/花粉分析講習)⑥懇親会の参加/不参加
スケジュール(予定)
1日目:7月14日(土)
12:50 集合
13:00-14:30 顕微鏡講習:光学顕微鏡でより良く観察するために光学顕微鏡の調整および観察の理論と実践
14:30-16:30 現生花粉および化石花粉の観察と同定
(顕微鏡講習のみの方は解散)
16:40-18:00 花粉分析講習①:花粉分析用薬品の調製
19:00- 懇親会 (有志のみ、参加費別途)
2日目:7月15日(日)
9:30 集合
9:30 -12:00 花粉分析講習②:化石花粉の分離処理実習1
12:00-13:00 昼食
13:00-15:00 花粉分析講習③:化石花粉の分離処理実習2
15:00-16:30 花粉分析講習④:プレパラートの作製と観察
16:30-17:00 質疑応答
17:00 解散
昼食は各自でご持参ください。土日は学食が閉まっており、周辺にも飲食できる店はありません。
第33回日本植生史学会大会を下記の要領で開催します。
日時
2018年11月09日(金)午後:幹事会
2017年11月10日(土)午前:評議員会 午後:公開シンポジウム,奨励賞記念行事,懇親会
2017年11月11日(日)一般研究発表(口頭・ポスター),総会
2017年11月12日(月)巡検(第 45 回日本植生史学会談話会)
会場 滋賀県立琵琶湖博物館
〒525-0001 滋賀県草津市下物町1091 http://www.biwahaku.jp/access
アクセス:JR草津駅から近江鉄道バス(約25分),「びわこ博物館」下車,徒歩すぐ
懇親会:琵琶湖博物館レストラン「におのうみ」(予定)
宿泊:各自でお早めにご予約ください。大会会場周辺には宿泊施設がなく,草津・守山・大津駅周辺にあります。
主催・共催:日本植生史学会(主催)・ 滋賀県立琵琶湖博物館(共催)
大会実行委員:山川千代美(委員長),林竜馬,村上由美子,西原和代,佐々木尚子,那須浩郎
公開シンポジウム 「時空を超えた埋没林・化石林研究の進展に向けて」(予定)
趣旨:鮮新世以降の時代は、日本列島の島弧化が進み、地球規模で起きた寒冷化現象の影響を受けながら日本の植物相が移り変わり、現在の植生を形成してきた。各時代の植生や古環境やその変遷過程を捉える上で、原地性である埋没林、化石林は有効な証拠である。これらは森林の一部がそのままの状態で地層中に保存されたものであり、いわば当時の森林環境を示すタイムカプセルと言える。これまでの埋没林、化石林の研究を見直しながら、時代や空間を超えての研究の進展を考える機会とする。
巡検(第45回日本植生史学会談話会)「琵琶湖と水月湖:埋没林・化石林と湖沼堆積物研究の最前線」(予定)
内容:琵琶湖には、約43万年間の連続した湖沼堆積物が存在し、花粉分析による氷期間氷期変動に伴う植生史の解明が進んでいる。また、琵琶湖の周辺地域には、約400万年間におよぶ古琵琶湖層群が存在し、湿地林の古植生を詳細に復元することが可能な化石林も多く見つかる。本巡検では、現在の琵琶湖を眺望し、その周辺に存在する古琵琶湖層群の化石林を見学する。あわせて、9月に新たに完成予定の水月湖年縞研究展示施設を見学し、三方五湖周辺地域での埋没林と湖沼堆積物研究の最前線について学ぶ。
日程:11月12日(月)(集合:JR草津駅8:00、解散:JR米原駅17:00頃を予定)
2017年12月2日-3日に行われた第32回大会の優秀発表賞の受賞者が決定致しました。選考委員会(委員長 吉田明弘)で厳正に審査した結果,今回は以下の4件を受賞とすることに決定致しました。受賞者の方々おめでとうございます。
O-06 渡邉 稜也,江口 誠一,田代 崇(日本大学),藏本 隆博(秋吉台博物館)「秋吉台北部のドリーネ堆積物から産出した植物珪酸体と微粒炭」
O-09 西内 李佳,百原 新(千葉大学),塚腰 実(大阪市立自然史博物館)
「岐阜県南東部における最終氷期最寒冷期のコウヤマキの分布立地」
P-02 齊藤 ひさ,百原 新(千葉大学),水野 清秀(産業技術総合研究所),内山 高(山梨県富士山科学研究所),内山 美恵子(都留文科大学)「八ヶ岳東南麓におけるMIS7の大型植物化石群の組成変化」
P-07 林 尚輝,井上 淳(大阪市立大学),河野 樹一郎(西日本技術開発株式会社)「兵庫県神鍋地域の黒ボク土に含まれる植物珪酸体と微粒炭分析による約1万年間の植生と火入れの歴史」
日本植生史学会表彰規程に則り、第11回奨励賞の候補者を募集いたします。候補者は自薦・他薦を問いませんので、奮ってご応募下さい。
(1)候補者の要件
・植生史学の分野で優れた研究を行い、将来の発展に貢献すると期待される会員。
・公示日(第11回は2017年12月3日)において、40歳未満の会員。
・本学会誌の原著論文または総説に第1著者として1編以上の論文が掲載され、かつ本学会年度大会で第1著者として口頭発表,ポスター発表またはシンポジウム発表のいずれかを行った実績のある会員。
(2)応募方法
所定の応募用紙に必要事項を記入のうえ、学会事務局まで電子メールか郵送で送付してください。応募締め切りは、2018年4月30日(必着)とします。応募用紙は、以下からダウンロードできます。応募用紙に記載された個人情報は、奨励賞選考以外の目的では使用しません。審査終了後は速やかに破棄し、応募者への返却は行いません。
奨励賞応募用紙(.docx)をダウンロード
送付先メールアドレス hbmain(at)hisbot.jp ※(at)を@に置き換えてください
送付先住所 〒206-0033 東京都多摩市落合1-14-2 東京都埋蔵文化財センター 調査研究部 鈴木伸哉
(3)審査方法
奨励賞審査委員会により、日本植生史学会での業績だけでなく、他学会や国際的に公表された論文、研究発表に対する業績の内容を総合的に評価します。審査委員会は、受賞者を2018年7月末日までに決定し、総会にて報告します。なお、受賞者には年度大会で受賞記念講演を行っていただきます。受賞者には、表彰状および副賞として研究奨励費5万円が授与されます。
第32回日本植生史学会大会を下記の要領で開催します。
大会参加・一般発表の申し込みは,学会Webサイトの「大会情報」 http://hisbot.jp/meetings/upcomingmeetingの『申し込みフォーム』からお申し込みください。(事前申し込みは終了しました)
大会参加,懇親会,巡検(第43回談話会)の申込期限:10月31日(火)
2017年12月1日(金)午後:幹事会
2017年12月2日(土)午前:評議員会 午後:公開シンポジウム,論文賞記念行事,懇親会
2017年12月3日(日)一般研究発表(口頭・ポスター),総会
2017年12月4日(月)「綾ユネスコエコパーク巡検」(第 43 回日本植生史学会談話会)
大会会場:宮崎県県電ホール(宮崎市旭1-2-2)https://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/kigyo/somu/hp/hall/hall.pdf
※会場内では食事ができませんので,昼食は周辺の飲食店をご利用下さい。
懇親会会場:古民家居酒屋ほっこり(宮崎市旭1-3−12) http://www.hokkorimiyazaki.com/blank-1
アクセス:JR宮崎駅より徒歩約15分
JR宮崎駅→宮交バス宮交シティバスセンター方面行き,橘通2丁目下車,徒歩約5分
宿泊:各自でお早目にご予約ください。JR宮崎駅周辺に宿泊されると便利です。
参加費(要旨集代を含む):一般会員3,000円,学生会員1,000円,非会員4,000円
懇親会費:一般会員6,000円,学生会員3,000円,非会員6,000円
12月2日(土) 公開シンポジウム,論文賞記念行事,懇親会
13:00~13:30 受付(エントランスホール)
13:30~16:50 公開シンポジウム(中央ホール)
テーマ:『環境と稲作と中国文明-総合稲作文明学へのアプローチ-』
オーガナイザー:中村慎一(金沢大学),金原正明(奈良教育大学),宇田津徹朗(宮崎大学)
趣旨:平成27年より,従来の中国文明研究では軽視されてきた稲作と文明形成との関わりにスポットを当て,考古学を中心に,歴史学,文化遺産学,社会学,地理学,植物学,動物学,人類学,農学,地球化学,年代学等を専門とする多彩な研究者が一丸となり,「総合稲作文明学」という新たな学術領域の創成に取り組んでいる。ここでは,この2年余の取組の概要と環境・稲作・植物利用に関するこれまでの成果を紹介する。
趣旨説明:「稲作文明と植物利用」
中村慎一(金沢大学)
話題1:「古環境の変遷と動・植物利用の諸段階」
金原正明(奈良教育大学)
話題2:「長江下流域・良渚文化期における堆積環境の変化と埋没水田探査」
田崎博之(愛媛大学)・宇田津徹朗(宮崎大学)
話題3:「中国初期稲作民の食文化と環境適応~浙江省田螺山遺跡を中心に」
細谷葵(お茶の水女子大学)・小林正史(北陸学院大学)・庄田慎矢(奈良文化財研究所)・
西田泰民(新潟県立歴史博物館)・村上由美子(京都大学)
話題4:「同位体生態学からみた長江下流域新石器時代の稲作農耕文化」
米田穣(東京大学)・覚張隆史(金沢大学)・板橋悠(東京大学)
17:00~18:00 論文賞記念行事(中央ホール)
表彰
記念講演1:「福井県鳥浜貝塚周辺における縄文時代草創期から前期の植生史と植物利用」
吉川昌伸・吉川純子・能城修一・工藤雄一郎・佐々木由香・鈴木三男・網谷克彦・鯵本眞友美
記念講演2:「Vegetation history of Japan since the last glacial based on palynological data.
(花粉分析に基づいた日本における最終氷期以降の植生史)」
大井信夫
18:30~21:00 懇親会:古民家居酒屋ほっこり (宮崎市旭1-3−12 http://www.hokkorimiyazaki.com/blank-1)
12月3日(日) 一般研究発表(口頭・ポスター),総会
9:00~10:55 口頭発表B「人と植物の関係史」(中央ホール)
11:00~12:00 総会(中央ホール)
12:00~13:10 昼食 ※会場内では食事ができませんので,周辺の飲食店をご利用下さい。
13:10~14:35 ポスター発表(周辺ギャラリー)
14:35~16:30 口頭発表C「分類・系統,生物地理」,A「生態, 古生態, 環境変動」(中央ホール)
口頭発表B-1「人と植物の関係史」 座長:大山 幹成(東北大学)
O-01 9:00 「南九州地方における縄文時代の鱗茎利用」
佐々木 由香○(明治大学黒耀石研究センター),米田 恭子(パレオ・ラボ),東 和幸(鹿児島県埋蔵文化財センター)
O-02 9:15 「縄文時代の「根」の利用」
鈴木 三男○,小林 和貴(東北大学植物園),佐々木 由香,能城 修一(明治大学黒耀石研究センター)
O-03 9:30 「東京都御殿前遺跡からみる縄文時代早期後葉の森林資源管理」
能城 修一○(明治大学黒耀石研究センター),吉川 昌伸(古代の森研究舎),工藤 雄一郎(国立歴史民俗博物館),佐々木 由香(明治大学黒耀石研究センター)
O-04 9:45 「縄文時代のヒエ属種子の大型化:縄文時代にヒエはドメスティケーションされたのか?」
那須 浩郎(岡山理科大学生物地球学部)
10:00~10:10 (休憩)
口頭発表B-2「人と植物の関係史」 座長:渋谷 綾子(国立歴史民俗博物館)
O-05 10:10 「ユーラシア農耕拡散の十字路-ウクライナ新石器時代〜金石併用時代の栽培穀物調査概法」
遠藤 英子◯(明治大学),那須 浩郎(岡山理科大学),D. Gaskevic,M. Videiko,O. Yanevich(Institute of archaeology of national academy of sciences of Ukraine)
O-06 10:25 「秋吉台北部のドリーネ堆積物から産出した植物珪酸体と微粒炭」
渡邉 稜也○(日本大学・院),江口 誠一,田代 崇(日本大学),藏本 隆博(秋吉台博物館)
O-07 10:40 「日本産ヒノキ科樹木の木材産地推定に向けた標準年輪曲線ネットワーク構築」
大山 幹成○(東北大学),米延 仁志(鳴門教育大学),星野 安治(奈良文化財研究所),Marta Domínguez-Delmás, Ignacio García-González(Universidad de Santiago de Compostela),鈴木 伸哉(東京都埋蔵文化財センター),藤原 健(森林総合研究所),安江 恒(信州大学),佐野 雅規(早稲田大学),庄 建治朗(名古屋工業大学)
10:55(会場準備)
11:00~12:00 総会
12:00~13:10 昼食 ※会場内では食事ができませんので,周辺の飲食店をご利用下さい。
ポスター発表A「生態, 古生態, 環境変動」
P-01 13:10 「古生態学データベース Neotoma の紹介」
高原 光○,佐々木 尚子(京都府立大学・生命環境)
P-02 13:12 「八ヶ岳東南麓におけるMIS7の大型植物化石群の組成変化」
齊藤 ひさ〇,百原 新(千葉大学),水野 清秀(産業技術総合研究所),内山 高(山梨県富士山科学研究所),内山 美恵子(都留文科大学)
P-03 13:14 「魚津埋没林堆積物の花粉組成」
志知 幸治○(森林総合研究所),酒井 英男(富山大学)
P-04 13:16 「宮崎県綾町深田における過去3000年間の植生変化と火事の影響」
佐々木 尚子○(京都府立大学),河野 樹一郎(西日本技術開発),高原 光(京都府立大学),河野 円樹,河野 耕三(綾町)
P-05 13:18 「宮城県多賀城跡あやめ池の堆積物からみた完新世中期以降の環境変遷と人間活動
吉田 明弘○(鹿児島大学法文学部),小林 和貴,鈴木 三男(東北大学植物園)
ポスター発表B「人と植物の関係史」
P-06 13:20 「植物珪酸体化石からみた関東地方における弥生時代以降の低地植生の変化」
江口 誠一(日本大学)
P-07 13:22 「兵庫県神鍋地域の黒ボク土に含まれる植物珪酸体と微粒炭分析による約1万年間の植生と火入れの歴史」
林 尚輝〇,井上 淳(大阪市立大学),河野 樹一郎(西日本技術開発株式会社)
P-08 13:24 「縄文時代における人為生態系の形成とクリ果実の大型化」
大木 美南◯(明治大学文学研究科),佐々木 由香(パレオ・ラボ),能城 修一(明治大学黒曜石研究センター),阿部 芳郎(明治大学文学部)
P-09 13:26 「縄文時代前期の果実利用」
佐々木 由香◯(明治大学黒耀石研究センター),山本 華(早稲田大学大学院)
P-10 13:28 「中国浙江省湖州市銭山漾遺跡から再発掘された「絹製品」の素材同定」
鈴木 三男◯,小林 和貴(東北大学植物園),佐々木 由香,能城 修一(明治大学黒耀石研究センター),
鄭 雲飛,丁 品(浙江省文物考古研究所),中村 慎一(金沢大学)
P-11 13:30 「歯石の残存デンプン粒からみた長江下流域新石器時代の植物食:良渚遺跡群と広富林遺跡を中心に」
渋谷 綾子◯(国立歴史民俗博物館),劉 斌,王 寧遠(浙江省文物考古研究所),陳 傑,宋 建(上海博物館),岡崎 健治(鳥取大学),板橋 悠(東京大学),中村 慎一(金沢大学)
ポスター発表C「分類・系統,生物地理」
P-12 13:32 「ゲノム時代の遺物DNA分析~イネを例に~」
熊谷 真彦(農研機構)
13:35~14:05 ポスターコアタイム・奇数
14:05~14:35 ポスターコアタイム・偶数
口頭発表C「分類・系統,生物地理」,A-1「生態, 古生態, 環境変動」 座長:佐々木 尚子(京都府立大学)
O-08 14:35 「北海道北部猿払川湿原群の後期完新世スゲ属痩果化石の形態と分類」
矢野 梓水〇,百原 新(千葉大学),冨士田 裕子(北海道大学)
O-09 14:50 「岐阜県南東部における最終氷期最寒冷期のコウヤマキの分布立地」
西内 李佳◯,百原 新(千葉大学大学院),塚腰 実(大阪市立自然史博物館)
O-10 15:05 「宮崎県南部四家地域の中部更新統久木野層の大型植物化石群から復元した常緑広葉樹林の組成」
百原 新◯(千葉大学大学院園芸学研究科),赤崎 広志(宮崎県総合博物館),水野 清秀(産業技術総合研究所),三宅 尚(高知大学),河野樹一郎(西日本技術開発)
O-11 15:20 「滋賀県北部山門湿原AT火山灰包含堆積物から産出した大型植物化石群集」
山川 千代美◯,林 竜馬,里口 保文(滋賀県立琵琶湖博物館),藤本 秀弘,橋本 勘(山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会)
15:35~15:45 (休憩)
口頭発表A-2「生態, 古生態, 環境変動」 座長:吉田 明弘(鹿児島大学)
O-12 15:45 「真景図をもとにした東海地方における近世の植生景観復元」
小椋 純一(京都精華大学・人文)
O-13 16:00 「10年目の真実~新潟県中越沖地震で現れた海底古木の起源と成因に関する考察~」
中田 誠〇(新潟大学・農),卜部 厚志(新潟大学・災害研),細尾 佳宏(信州大学・農)
O-14 16:15 「埋没林研究のこれまでと今後の取り組み」
辻 誠一郎(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
16:30 閉会挨拶
テーマ:「綾ユネスコエコパーク巡検」
内容:綾(宮崎県綾町)には,日本最大規模の照葉樹自然林が残されています。同町を流れる綾川流域は,照葉樹林帯の北限(東アジア)に近く,多くの日本固有種が現存し,特に高標高域ではブナが優占する自然林を見ることができます。同地域は,平成24年にユネスコエコパークに登録され,原生的な森林生態系の保護,照葉樹自然林の復元,自然と共生する地域づくり等の取組が行われています。今回の巡検では,綾の吊り橋コースと大森岳または川中の見学コースを綾町照葉樹林文化推進専門監にご案内いただきながら,綾の森の魅力と特徴を学びます。
案内人:河野耕三(綾町照葉樹林文化推進専門監)
世話人:宇田津徹朗,杉山真二
日程:2017年12月4日(月):バス移動
8:40に「宮崎観光ホテル」と9:00に「宮崎駅東口」でバスに乗車
9:45 綾町役場着
10:00~15:00 綾の吊り橋コースと大森岳あるいは川中の見学コース
※見学の順序とコース組合せは,当日の天候および参加者によって調整します。
※吊り橋はかなり高い(高さ142m)ので,高所が苦手な方はご留意下さい。
※吊橋コースは一周約2km(標高100~200m)遊歩道で,林齢約135年(中に約50年生二次林含む)の森(シイ-イチイガシ林)の中を歩きます。
※大森岳コースは標高500~600m付近の林齢約190年の森(イスノキ-アカガシ林)の中を走る林道で,途中下車しながら車で移動します。
【川中コースは,今回は予備あるいはオプションとして考えています】
12:00 昼食
15:30 綾町役場を出発
16:20 宮崎駅で一部解散
17:00 宮崎空港で解散
参加費:4,000 円程度(昼食代込み)※バスの借り上げ価格によって変動あり
定員:30 名
申込期限:10月31日(火)(定員に達した場合,期限日より前に締切ることがあります。)
申込方法:大会申込時に学会Webサイトの「大会情報」(http://hisbot.jp/meetings/upcomingmeeting)にある
『申込フォーム』からお申し込み下さい。