「ヒト-資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築」開催のお知らせ

文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
「ヒト-資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築」2013年度公開研究集会

明治大学黒耀石研究センターが実施している文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「ヒト-資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築」(研究期間2011年度-2015年度) http://shigenkankyo.org/goal.htm では,これまでに標高1400mに位置する広原湿原(長野県小県郡長和町)において更新世に遡る古環境調査および同広原遺跡群の縄文・旧石器時代遺跡の発掘調査をはじめとする考古・自然系横断型の共同研究を推進してきました.今回の公開研究集会では,個別研究の中間的な成果報告を行い,「ヒト-資源環境系における先史時代人類誌の構築」への統合を目指した議論を深めたいと考えます.年度末のご多用中とは存じますが,皆様のご参加をお待ちしております.

【主催】明治大学黒耀石研究センター
【日時】2014年3月15日(土)12:55-17:30,3月16日(日)9:00-15:00
【参加費】無料
【会場】明治大学駿河台キャンパスグローバルフロント1階 グローバルホール
住所:〒101-8301東京都千代田区神田駿河台1-1
【研究集会ならびに懇親会への参加について】
参加をご希望の方は,氏名・所属とともに,参加希望の旨また懇親会参加希望の方はその旨を事務局宛下記メールアドレスまでご連絡ください.人数把握のため,事前申し込みにご協力ください.懇親会会場は,明治大学駿河台キャンパス周辺で予定します(懇親会費は5000円前後を予定しています).諸事情により,受付はメールのみとさせて頂きますのでご了解ください.なお,宿泊先の斡旋は行っておりませんので,各自にてご予約ください.

申し込み締切:2014年3月7日(金)
申込先アドレス:moirai3sis2■gmail.com(■を@に変えてください)
事務局:島田和高(明治大学博物館)

【プログラム】
3月15日(土)13:00-17:30
【開場・受付】12:30
【挨拶・趣旨説明】13:00-13:05
【研究グループの概要】13:05-13:25
小野 昭「大型研究の目的と組織」
島田和高「ヒトー資源環境グループ」
杉原重夫「資源環境基礎論グループ」
公文富士夫「古環境解析グループ」
【個別研究:ヒト-資源環境系グループ】
橋詰 潤「広原遺跡群第I遺跡における2011-2012年調査の概要」13:25-13:50
島田和高「広原遺跡群第Ⅱ遺跡における2011-2013年調査の概要」 13:50-14:15
会田 進「広原遺跡群発掘調査出土縄文土器の分析(その2)」14:15-14:40
松井 章「民族考古学的視点から見たラオス山岳少数民族の狩猟・家畜飼育・焼畑」14:40-15:05
【休憩】15:05-15:20
【個別研究:資源環境基礎論グループ】
長井雅史「霧ヶ峰地域の火山地質」 15:20-15:45
杉原重夫「霧ヶ峰火山,広原湿原とその周辺の火砕流堆積物について」15:45-16:10
隅田祥光「広原遺跡周辺の黒曜石原産地の分布と元素分析結果」16:10-16:35
【個別研究:年代論グループ】
工藤雄一郎「広原湿原の年代について-人類活動と環境史との対比のための時間的枠組み-」16:35-17:00
【討論】17:00-17:30
【懇親会】18:00-

3月16日(日)9:00-15:00
【開場・受付】8:30
【個別研究:古環境解析グループ】
公文富士夫「長野県長和町,広原湿原とその周辺の学術ボーリングの結果について」9:00-9:25
早田 勉「広原湿原のテフラについて(コメント)」9:25-9:40
吉田明弘「広原湿原周辺における後期更新世以降の地形発達史」9:40-10:05
叶内敦子・神谷千穂「広原湿原TR-2の花粉分析について」10:05-10:30
【休憩】10:30-10:45
吉田明弘「広原湿原HB-1コアの花粉組成からみた最終氷期以降の森林限界の変遷」10:45-11:10
佐瀬 隆・細野 衛「広原湿原堆積層と周辺域遺跡土壌の植物珪酸体記録」11:10-11:35
千葉 崇「広原湿原における珪藻群集の変遷と古地理の復元」11:35-12:00
【昼食】12:00-13:00
松島義章・田中源吾「横須賀市追浜低地における完新世海成堆積物について(予報)」13:00-13:25
増渕和夫「伊豆明神池の珪藻化石群集」13:25-13:50
【討論】13:50-15:00