南アルプス地域を対象とした研究助成について

南アルプス地域で調査・研究を行う個人やグループ研究への助成金のご案内

静岡県では、ユネスコエコパークに指定された南アルプスにおける自然環境の保全や 地域文化の継承を目的に令和4年2月に「南アルプス学会」を設立しました。

南アルプス学会では、今年度も静岡県内を中心とした南アルプス地域で調査・研究を行う個人やグループを対象に、研究助成(1件あたり上限50万円)を行います。

今年度の助成金の募集締め切りは、令和6年3月29日(金)となっております。
大学や研究機関に属する方に限らず幅広く応募できます。

研究助成内容の詳細は、下記のURLをご参照ください。
https://www.pref.shizuoka.jp/kurashikankyo/shizenkankyo/1050519.html

第21回(令和6(2024)年度)日本学術振興会賞受賞候補者の推薦について

日本学術振興会では、研究者養成事業の一環として、「日本学術振興会賞」を制定し、優れた若手研究者を顕彰しています。

本賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を顕彰し、その研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的としています。

この度、下記の要領により、第21回(令和6(2024)年度)を実施することとなりましたので、候補者のご推薦をお願いいたします。

本賞では、海外在住の日本国籍を有する研究者も対象としております。
また、優れた研究実績有する我が国の学術研究者からの個人推薦も受け付けておりますので、貴機関・貴会所属の研究者にも広く周知いただきますよう併せてお願いいたします。


1.対象分野
人文学、社会科学及び自然科学にわたる全分野

2.対象者
国内外の学術誌等に公表された論文、著書、その他の研究業績により学術上特に優れた成果を上げたと認められる者のうち、令和6(2024)年4月1日現在、以下の1)から3)の条件を満たす者とします。

また、これまでにご推薦いただいた候補者のうちの女性割合は極めて低いというのが現状です。各研究機関、学協会におかれては、各研究機関や学協会における女性研究者の割合も念頭に、女性候補者の積極的な推薦をお願いいたします。

本賞では複数名の推薦も歓迎しておりますが、以上の理由により、複数の候補者をご推薦いただく際は、女性候補者の推薦を必須とします。

1) 次の a) 又は b)を満たすこと。
a) 日本国籍を有する者(海外在住の日本国籍を有する研究者を含む)
b) 外国人であって推薦時点において我が国で5年以上研究者として大学等研究機関に所属しており、今後も継続して我が国で研究活動を予定している者

2)45歳未満であること(出産・育児による休業等に関する例外取扱いについては、下記※を参照)

3)博士の学位を取得していること(博士の学位を取得した者と同等以上の学術研究能力を有する者を含む)
※ 大学等研究機関の長が当該機関に雇用されている候補者を推薦する場合であって、人事記録等により確認できる候補者の出産・育児による休業等(休暇、休職、離職を含む)に伴う研究活動の中断期間が通算3ヶ月以上であることを推薦者が認める場合は、47歳未満とします。

3.受付期間
令和6(2024)年4月3日(水)~4月8日(月)17:00(必着)

詳細は日本学術振興会賞の下記のURLをご参照ください.
https://www.jsps.go.jp/j-jsps-prize/

2023年度国際ABSワークショップ 「マレーシア・サバ州の遺伝資源の取得と利用」 開催のご案内

下記のご案内をいただきましたので、掲載いたします。

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この度,国立遺伝学研究所 ABS学術対策チームは、2024年2月28日(水)14時00分から、2023年度国際ABSワークショップ「マレーシア・サバ州の遺伝資源の取得と利用」を開催いたします。

マレーシア サバ州は、生物多様性にに富む地域であり歴史的な経緯もあり、サバ州独自の遺伝資源に関する法律・規則を持ちアクセスと輸出手続きの実際の許可申請方法が整備されています。このたび、サバ州の生物多様性センターよりオンラインでご講演を頂きます。

【日時】 2024年2月28日(水) 14時00分-15時30分(日本時間)

【講演者】
講演① Dr. Gerald Jetony サバ⽣物多様性センター
講演② Ms. Alessandra Markos サバ⽣物多様性センター

【講演内容】
・ サバ生物多様性センターの紹介
・ サバ州生物多様性法2000について
・ サバ州でのABS実施状況
・ アクセス/輸出許可申請手続き(概要)
・ PIC
・ 伝統的生態学的知識の文書化プロジェクト

【配信方法】 zoomウェビナー
【参加登録】 下記URLからご登録ください。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_WDDeejF5RhWM4LFgJxi8sA

【視聴方法】 参加登録時に記載したメールアドレスに届く登録完了メールにある、「ここをクリックして参加」よりご参加ください。
13時45分から接続可能です。(接続確認をお願いします。)
13時55分迄に参加をお願いします。

【資料入手方法】 リマインドメール(セミナー開始1時間前に送信予定)に、資料ダウンロード方法を記載します。
【事前質問のお願い】 参加登録時に、「質問とコメント」欄を設けています。本会やABS学術対策チームに関するご質問、ご要望等がございましたらご記載ください。
【言語】 日本語⇔英語の同時通訳あり

【お問合せ先】 国立遺伝学研究所 ABS学術対策チーム
〒411-8540静岡県三島市谷田1111  TEL: 055-981-5831  FAX: 055-981-5832
e-mail: abs[at]nig.ac.jp URL: https://idenshigen.jp/

【詳細URL】 https://idenshigen.jp/2024/01/19/news20240118/

西田治文先生 最終講義のご案内

長く日本植生史学会の運営等へご尽力いただいている西田治文先生(中央大学理工学部教授)が、2024年3月末日をもってご定年を迎えられます。最終講義のご案内をいただきましたので、ご参加を希望される方は下記の通りお手続きください。

日程:2024年3月16日(土)15:00~17:00
場所:後楽園キャンパス 5号館 5階 5534号室

詳細はこちらをご参照ください。
お申し込みはGoogleフォームへ入力してください。
※最終講義(現地参加)と懇親会へご参加の方は、2月16日(金)までにご登録ください。
※最終講義へオンラインでご参加の方は、3月11日(月)までに参加登録してください。

国際会議への参加・発表に対する補助

日本植生史学会では、海外で開催される、植生史学に関わる国際会議で講演を行う学生会員またはこれに準ずる会員(研究機関などに在籍し常勤職に就いていない40才以下の会員に限る)に対し、参加費等に充てるため1人14万円を補助いたします。

対象となる国際会議は、2023年10 月1日から2024年9月30日までに開催される(された)ものが対象で、すでに終了したものも応募可能です。補助金を希望する方は、件名を「国際会議参加費補助申請」として、2024年1月末日までに下記項目をメールでご提出ください。

1. 氏名
2. 所属機関(学生会員でない方は詳細な職名もご記入ください)
3. 国際会議の名称
4. 発表題目(英語)
5. 発表要旨(英語)
6. 連絡先(住所,電話番号,E-mail)
7. 振込先(銀行名,支店名,口座番号など)

送付先メールアドレス hbmain[at]hisbot.jp ※[at]は@に変えてください。
日本植生史学会 庶務幹事 上條信彦宛

申請内容に基づき日本植生史学会の幹事会にて公正に検討し、助成の可否について2024年2月末頃までにご連絡いたします。助成が決定した場合、国際会議での発表を確認後にご指定の振込先に送金します。

なお、助成対象者には、国際会議参加後、1) 参加報告記事の提出、2) 助成決定日から2年以内に「植生史研究」への論文投稿をお願いします。論文の内容は国際会議で発表した内容に限りません。

第38回大会の優秀発表賞の受賞者

第38回大会の優秀発表賞の受賞者が決定しました。
選考委員会(委員長 大山幹成編集副委員長)で厳正に審査した結果、以下の4件を受賞とすることに決定いたしました。受賞者の方々おめでとうございます。

O-20 〇田畑和嵩・百原 新・吉田明弘・大山幹成・佐々木明彦・島田和高
「長野県中部・大阿原湿原の最終氷期最寒冷期以降の亜高山帯森林植生の変化」

O-21 〇岡本拓樹・百原 新
「最終氷期最寒冷期以降の浅間火山の火山活動と気候変化が南軽井沢の植生に与えた影響」

P-10 平岡 和
「東北日本における遺跡出土ニワトコ属核の形態分析」

P-15 〇林 忻・箱﨑真隆・能城修一・佐野雅規・李 貞・中塚 武
「東京都港区我善坊谷遺跡出土木材の酸素同位体比年代測定および産地推定結果」

第14回日本植生史学会「奨励賞」候補者募集のお知らせ

日本植生史学会表彰規程に則り、第14回奨励賞の候補者を募集いたします。候補者は自薦・他薦を問いませんので、奮ってご応募下さい。

(1)候補者の要件
・植生史学の分野で優れた研究を行い、将来の発展に貢献すると期待される会員。
・公示日(第14回は2023年12月2日)において、40歳未満の会員。
・本学会誌の原著論文または総説に第1著者として1編以上の論文が掲載され、かつ本学会年度大会で第1著者として口頭発表,ポスター発表またはシンポジウム発表のいずれかを行った実績のある会員。

(2)応募方法
所定の応募用紙に必要事項を記入のうえ、学会事務局まで電子メールか郵送で送付してください。応募締め切りは、2024年4月30日(必着)とします。応募用紙に記載された個人情報は、奨励賞選考以外の目的では使用しません。審査終了後は速やかに破棄し、応募者への返却は行いません。

応募用紙のダウンロードはこちら
送付先メールアドレス hbmain[at]hisbot.jp ※[at]は@に変えてください。
送付先住所
〒036-8561 弘前市文京町1番地
弘前大学人文社会科学部
日本植生史学会 庶務幹事 上條信彦

(3)審査方法
奨励賞審査委員会により、植生史学会での業績だけでなく、他学会や国際的に公表された論文、研究発表に対する業績の内容を総合的に判断します。審査委員会は、受賞者を2024年7月末日までに決定し、総会にて報告します。なお受賞者には、年度大会で受賞記念講演を行っていただきます。受賞者には、表彰状および副賞として研究奨励費が授与されます。

第38回日本植生史学会大会のご案内(大会最終報・プログラム)

第38回日本植生史学会大会・第64回日本花粉学会の最終報(プログラム)をご案内いたします。

プログラムは大会HPの「大会プログラム」をご参照ください。
https://hisbot2023.main.jp/

【日程】
〇2023年12月2日(土)
8:00    受付開始
8:45~   一般研究発表(口頭・日本花粉学会)
13:00~ 公開シンポジウム「南九州の火山,森,ヒト」
16:50~ 日本植生史学会総会
18:00~ 懇親会

〇2023年12月3日(日)
8:00    受付開始
8:45~   一般研究発表(口頭・日本花粉学会)
10:10~  日本植生史学会論文賞発表会
10:45~     ポスター発表
12:50~  一般研究発表(口頭・日本植生史学会)

〇2023年12月4日(月)
9:00~16:00 エクスカーション「南薩の火山と植生」

第38回日本植生史学会大会のご案内(最終報)

第38回日本植生史学会大会・第64回日本花粉学会を合同で下記のとおり開催します。

詳細はHPをご参照ください。
https://hisbot2023.main.jp/

発表・参加申込については,HP内のフォームからお願いします。

今大会は基本的には対面とし,オンラインでの視聴者については映像配信のみとする形式で開催します。
学会員の方は,シンポジウム講演と口頭発表はオンライン視聴ができますが,ポスター発表への参加,参加者名簿への登録,講演要旨集の配布はできません。

【日程】
〇2023年12月2日(土)
午前 一般研究発表(口頭・日本花粉学会)
午後 公開シンポジウム 「南九州の火山,森,ヒト」
18:00- 懇親会

〇2023年12月3日(日)
午前 一般研究発表(ポスター)
日本植生史学会論文賞記念講演
日本植生史学会総会
午後 一般研究発表(口頭・日本植生史学会)

〇2023年12月4日(月)
9:00-16:00 エクスカーション(南薩・指宿方面)

【申込締切】
11月3日(金):一般研究発表・現地参加希望・オンライン視聴申し込み
11月13日(月):一般研究発表要旨提出

メタセコイア発見者 三木茂博士の生涯を追うドキュメンタリードラマの制作(クラウドファンディング)

生きている化石「メタセコイア」の発見で知られ、日本の植生史研究の基礎を作られた三木茂先生の生誕地である香川県三木町の皆さんが、「三木茂ドキュメンタリードラマ」を制作しようとされており、「さぬき映画祭」のシナリオ大賞に応募され、奨励賞を獲得されました.しかし、このドラマを完成させるための資金に苦慮されており、資金集めのクラウドファンディングを立ち上げられました.

クラウドファンディングの目標額は、80万円
9月12日8時時点で27万円(10月18日最終)となっています。

主旨にご賛同いただける方は,下記のクラウドファンディングサイトから,このプロジェクトへの支援をお願いいたします.

ドキュメンタリードラマ、クラウドファンディングの情報は下記のURLのとおりです.
https://camp-fire.jp/projects/view/689329?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show

ドラマの主旨と今後のスケジュールは下記のとおりです.

ドキュメンタリードラマ「メタセコイア・三木茂物語」ー自然と共に生きた生涯ー

・国内は元より世界中で愛されているメタセコイアを更に広く知ってもらう.
・メタセコイア発見者が、日本人三木茂(香川県三木町出身)であることを広く知ってもらう.
・豊かな自然と原風景が残る香川県三木町を映画の中に映し出し、親しみ深いものを発信.
・今の世界情勢と重なる、戦後の混乱する当時、メタセコイアの論文で全世界が一つとなり発信され「平和の木」とされた事から今一度世界が平和であることを願う.
・三木茂生誕地、地元ボランティアの高齢化により将来へと繋ぐ記録映像にする.

★完成予定は、2024年2月下旬を最短予定.
★公開は、先ず地元三木町各所,次に香川県内各所,その次に県外を想定している.東京蒲田の下町小劇場でも上映内諾を受けている.
★ドラマの長さは1時間15分程度を想定しており、YouTubeでの配信は、後々の検討として,スクリーン上映を前提としている.
★英語字幕を付ける予定.
★映画制作者は、アット・ライフ・プランニング Alp Movie Factory代表 福永信也

問い合わせ先
ドキュメンタリードラマ「メタセコイア・三木茂物語」
制作発起人 猿渡啓子 電話:090-5272-6772

東北大学植物園標本庫 クラウドファンディングご支援のお願い

東北大学植物園では、東北大学植物標本庫の維持資金を得るため、9月11日より「READYFOR」にてクラウドファンディングプロジェクトを実施しております。当園の標本庫には、現在放送中のNHK朝ドラ「らんまん」の時代から収集されてきた70万点を超える貴重な植物標本や木材標本が収蔵されています。現標本庫の設立と運営資金は、本学OB 津田弘氏の寄附によって賄われていましたが、その寄附金が底をつき、現在運営を停止せざるを得ない状況に陥っています。クラウドファンディングでは、当標本庫の維持に加え、今後の持続的な運営体制の構築費用を募っております。

当クラウドファンディングは、日本植生史学会会員の皆様を含む大変多くの皆様のご支援をいただき、公開後わずが6日で第二目標(800万円)を達成することができました。想像を超える皆様からのご支援に深く感謝申し上げます。

第二目標達成により、当面の維持費用は確保できましたが、ご支援者さまからは、このような学術活動は一時的なものであってはならず、永続的になるように頑張ってほしいとの複数のコメントをいただいております。当園を取り巻く状況は大変厳しいものではございますが、皆さまの応援の声を追い風に,安定した財政基盤を築けるように一層の働きかけを行なっていきたいと考えております。多くの皆さまからのご支援の声があるのであれば、「山を移す」こともきっと可能になるのではないかと、大変励みに思っております.先人が築き上げたこの人類共通の財産を守り、次世代に繋げるために、どうかみなさまのご支援をお願い申し上げます。

▼詳細・ご支援はこちら
https://readyfor.jp/projects/Tohoku_Botanical_Gardens
第一目標金額:400万円  募集期間:2023年9月11日(月)9:00〜11月9日(木)23:00
募集形式:寄付金控除 / All or Nothing形式 ( 目標金額に届かない場合、支援金は受け取れません)

第14期会長選挙・評議員選挙の結果報告

2023年6月30日に第14期会長選挙・評議員選挙の開票および集計を立会人2名のもと厳正に行いました。選挙権者総数は293人で,投票者総数は82人,投票率は28.0%でした。開票の結果,以下の皆様が第14期会長および評議員として決定しましたのでお知らせいたします。任期は、2023年10月1日から2025年9月30日までです。

新会長
百原新氏

新評議員(五十音順) 
江口誠一氏
佐々木由香氏
那須浩郎氏

選挙管理委員長 高瀬克範

第14期会長・評議員選挙のお知らせ

「日本植生史学会会則」及び「会長,評議員選挙規程」に基づき、下記の予定で第14期会長選挙および評議員選挙を行ないます。正会員(一般会員及び学生会員)およびシニア会員の方々は忘れずにご投票くださいますようお願いします。
選挙管理委員長 高瀬 克範
[公示日]
2023年05月15日
[投票締切日]
2023年06月20日(当日消印有効)

「日本産花粉の標徴Ⅰ・Ⅱ」Web公開開始

「日本産花粉の標徴Ⅰ・Ⅱ 改訂/中村 純・守田 益宗・黒田 登美雄」が大阪市立自然史博物館のWebサイトで閲覧できるようになりました!
https://www.omnh.jp/collection/Pollen/

これは現在,入手不可能となっている大阪市立自然史博物館収蔵資料目録第12・13集「日本産花粉の標徴」の改訂版になります。
この改訂版では,Punt et al. (2007)に基づく形態記載や検索表の追加,分子系統を重視したAPG分類体系への変更や和文・英文での利用などが行われています。

詳しくは下記URLをご参照ください。
http://www.omnh.net/whatsnew/2023/05/post_562.html

第38回日本植生史学会大会のご案内(第1報)

第38回日本植生史学会大会を下記の日程で開催します。

大会:2023年12月2日(土)・3日(日)
談話会(巡検):2023年12月4日(月)
大会会場:鹿児島大学
懇親会:従来の対面方式での開催(予定)
公開シンポジウム:九州の照葉樹林をテーマに,花粉,木材,プラントオパール,考古学などの各分野から講話いただく予定。

公開シンポジウム「縄文時代早期人とその生態―群馬県居家以岩陰遺跡を中心に―」のご案内

公開シンポジウム「縄文時代早期人とその生態―群馬県居家以岩陰遺跡を中心に―」のご案内

主催:日本第四紀学会・領域4(人類と生物圏)
科研費基盤研究S「半定住狩猟採集民の社会組織と葬制:骨考古学先端技術との連携による先史社会の復元」(代表:谷口康浩,國學院大學)
世話人:谷口康浩(國學院大學),工藤雄一郎(学習院女子大学),那須浩郎(岡山理科大学),百原新(千葉大学)

<趣旨>
日本第四紀学会は2017年度から5つの領域を中心とした活動に移行し,領域4「人類と生物圏」では人類と生物圏・環境の動的相互作用に関係する諸テーマに関する研究活動を支援・推進しております。
今回のシンポジウムでは,縄文時代早期を中心とした遺跡であり,多数の埋葬人骨が出土して注目を集めている群馬県居家以岩陰遺跡での研究成果を中心として,縄文時代早期という時期の特徴や,縄文時代早期人とその生活,当時の古環境などを議論します。日本第四紀学会の会員の皆様だけでなく,後氷期初頭における人と環境の関わりに関心がある皆様もぜひご参加ください。

日程: 2023年3月5日(日) 10〜17時
開催方法:オンライン開催(Zoomミーティング,最大500名まで,事前登録制)
プログラム:
10:00〜10:05 開会挨拶
10:05〜10:50 谷口康浩(國學院大學) 居家以岩陰遺跡の重要性
10:50〜11:20 百原 新(千葉大学) 縄文時代早期の古環境
11:20〜11:50 工藤雄一郎(学習院女子大学) 居家以岩陰遺跡の年代
昼休憩(70分)
13:00〜13:30 近藤 修(東京大学) 縄文時代早期人の特徴
13:30〜14:00 植田信太郎(東京大学)・水野文月(東邦大学) DNA分析が明らかにする縄文早期人の系統関係
休憩(10分)
14:10〜14:40 那須浩郎(岡山理科大学) 縄文早期人の植物利用―炭化種実分析から
14:40〜15:10 山崎京美(國學院大學文学部兼任講師) 動物遺存体からみる縄文早期の動物利用と古環境
15:10〜15:40 大工原 豊(國學院大學栃木短期大学) 黒曜石からみる縄文早期人の行動領域
休憩(10分)
15:50〜17:00 パネルディスカッション
閉会挨拶

<事前登録について>
日本第四紀学会の会員に限らず,どなたでもご参加いただけます。(参加費無料,先着500名まで)
3/4(土)までに以下のリンクにある申込みフォームから,事前登録を行ってください。登録後,ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。

事前登録URL:
https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZAtd-usrj8oGNdpPTHRtnYAm5j8xsNo8lPW

※登録者・参加者の上限を500人に設定しております。参加登録者が500名を越えた場合は新規の参加登録ができませんのでご注意ください。

守田益宗先生 最終講義のご案内

守田益宗先生 最終講義のご案内

この度、元日本植生史学会会長の守田益宗先生(岡山理科大学基盤教育センター 教授)が,令和5 年 3 月 31 日をもちまして、岡山理科大学をご定年にて退職されることとなりました。

つきましては、先生のこれまでのご功績を記念し、
最終講義を下記の要領で開催いたします。
みなさまお誘い合わせの上、お越し頂ければ幸甚に存じます。

◇守田益宗先生 最終講義 「花粉とともに46年」
日時:令和5年2月10日(金)午後3時30分〜午後4時30分
場所:岡山理科大学 D1号館3階 D0131講義室
※事前申込みは必要ございません。当日会場へお越し下さい。

皆さまのご参加をお待ちいたしております。

なお,本件に関する問い合わせは,那須までご連絡ください.
那須浩郎(岡山理科大学基盤教育センター)
nasu(a)ous.ac.jp ※(a)をアットマークに変換してください。

弥生・古墳の水田復元研究会公開シンポジウムのお知らせ

第3回(2022年度)弥生・古墳の水田復元研究会公開シンポジウム
■ 日時:12月17日(土)午後・12月18日(日)
■ 場所:横浜市歴史博物館

■ 12月17日:12時30分~16時00分(オンラインのみ)
水田稲作技術比較研究プロジェクト公開研究会
12時30分 開会
12時30分 谷口 肇氏:逗子市池子における弥生中期広鍬の製作
13時05分 菊地有希子氏:過去の水田稲作を理解するために-西久保湿地の実験田の25年-
13時40分 那須浩郎氏:イネの穂首刈り収穫による不耕起二期作・多年栽培の可能性の検討
14時15分 安室 知氏:「水田狩猟」について
14時50分 10分休憩
15時00分 全体質疑(60分)
16時00分 閉会

■ 12月18日10時30分~16時00分(対面・オンライン)
テーマ:弥生時代の水田稲作と関連生業の形成過程
10時30分 開会のご挨拶
10時30分 松本 茂氏:宮崎県西都市実験水田からの報告
11時00分 上條信彦氏:弥生水田を診る-津軽平野を中心に-
11時30分 樋上 昇氏:弥生〜古墳時代における気候変動と水稲耕作をめぐる環境の変化について―東海地方を中心として―
12時00分 お昼休憩(80分)
13時20分 安室知氏・山田昌久氏【対談】:民俗学と考古学とでせまる生業研究
14時50分 休(10分)
15時00分 全体討論会
16時00分 閉会のご挨拶

■ お申込みURL:https://forms.gle/nREH5fgSoV22M8tz8(締切:12月15日)
*お申込みは、下記HPからも可能です。参加無料です。
■ 水田比較実験プロジェクトHP(https://sites.google.com/view/suidenproject

第6回日本植生史学会「学会賞」候補者募集のお知らせ

日本植生史学会表彰規程に則り、第6回学会賞の候補者を募集いたします。学会賞は、4年に1回、出版物を中心として植生史学に貢献した個人または団体に授与しています。多数の推薦をお寄せくださいますようお願い申し上げます。

 

(1)候補者の要件

・出版物を中心に植生史学に貢献した個人または団体

 

(2)応募方法

所定の応募用紙に必要事項を記入のうえ、学会事務局まで電子メールか郵送で送付してください。応募締め切りは、2023年4月30日(必着)とします。応募用紙は、以下のリンクからダウンロードできます。応募用紙に記載された個人情報は、学会賞選考以外の目的では使用しません。審査終了後は速やかに破棄し、応募者への返却は行いません。

学会賞応募用紙(doc)のダウンロードはこちら

送付先メールアドレス hbmain(a)hisbot.jp ※(a)を@に置き換えてください。

送付先住所 〒606-8501

京都市左京区吉田本町

京都大学総合博物館 日本植生史学会庶務幹事 村上由美子

 

(3)審査方法

学会賞審査委員会により、出版物に対する業績を基本に、教育・普及活動や学会への貢献も含めた業績を総合的に判断します。審査委員会は、受賞者を2023年7月末日までに決定し、総会にて報告します。なお受賞者には、2024年度大会で受賞記念講演を行っていただきます。また受賞者には、表彰状および記念品が授与されます。

第37回大会の優秀発表賞の受賞者

第37回大会の優秀発表賞の受賞者が決定しました。
選考委員会(委員長 江口誠一評議員)で厳正に審査した結果,以下の2件を受賞とすることに決定いたしました。受賞者の方々おめでとうございます。

O-10 〇早川万穂・池田雅志・沢田健・高嶋礼詩・西弘嗣・中村英人
「北海道苫前地域・蝦夷層群羽幌川層における花粉分析に基づく後期白亜紀の古植生変動復元」

O-15 〇池田駿・百原新
「本州中部の上部中新統より産する絶滅属Protosequoiaの分類の再検討」

ミニシンポジウム「日本の山火事・野火研究:地質時代から現在まで」のお知らせ

申込締切が延長されました!
11/13(日)⇒11/18(金)
この機会にお申し込みください。

 

ミニシンポジウム「日本の山火事・野火研究:地質時代から現在まで」

Mini-Symposium on “Wildfire Studies in Japan: From Deep Time to Present”

 

開催概要:植物が繁茂し酸素のあるこの地球は「火の惑星」だと言えるでしょう。人類は誕生以来、火と深く付き合ってきましたが、その関係性は近年の地球環境変化の中で少しずつ変わりつつあります。湿潤な環境に暮らす私たち日本人は、野火・山火事をどこか遠い世界のことだと思いがちですが、歴史を紐解くと決してそうではなく、地球環境のシミュレーションからも、将来の変化が予測されています。

このような中、現代社会を生きる私たちが火との関わり方を考えるため、我々は歴史から多くのことを学ぶ必要があるでしょう。本シンポジウムは、国内外で地質時代から現在の山火事・野火にまつわる研究を進める研究者に話題提供いただき、研究の現状と将来の方向性を模索する機会にしたいと思います。

 

日時:令和4年11月26日(土) 13:30~16:00(予定)

場所:大阪公立大学杉本キャンパス 学術総合センター1F文化交流室(大阪市住吉区杉本3−3−138)

開催方法:事前予約制による対面開催

主催:「日本の山火事・野火研究:地質時代から現在まで」シンポジウム実行委員会

後援:日本植生史学会、日本第四紀学会、関西エネルギー・リサイクル科学研究振興財団

 

講演者:   Andrew C. Scott(英国ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校・特任教授)

基調講演 “Wildfire as part of the deep time Earth System: Lessons for the interaction of fire and mankind”(英語での講演となります)

井上 淳(大阪公立大学大学院理学研究科・准教授)

林 尚輝(大阪公立大学大学院理学研究科・特任講師)

小椋 純一(京都精華大学国際文化学部・教授)

須賀 丈(長野県環境保全研究所・自然環境部長)

コーディネーター: 矢部 淳(国立科学博物館地学研究部 研究主管)

 

参加方法:次のURLもしくは下記PDFのQRコードより11/13(日)までに申し込みください。

https://forms.gle/GYVs9PwNbk7jhYvD6

PDFはこちら

先着順での受付とし、申し込み多数の場合には申込期限より早めに〆切る場合があります。

○問い合わせ先 ※メールアドレスはPDFをご覧ください。

【シンポジウム全般】 矢部 淳(国立科学博物館)

【会場関係】 井上 淳(大阪公立大学)

公募研究募集のお知らせ

公募研究募集のお知らせについてご案内します。

各 位
2023年度文部科学省科学研究費補助金学術変革領域研究(A):土器を掘る(20A102)は現在、公募研究を募集しております。研究期間は2年間です。
つきましては、ぜひ貴学会の会員の皆様にも応募いたきたく、ここに会員の皆様へのご周知をお願いするものです。募集研究の趣旨と内容につきましては、以下の募集要項20頁
https://www.mext.go.jp/content/20220726-mxt_gakjokik-000024213_01.pdf
に記載されており、貴学会の研究テーマと関連の深いテーマが含まれております。
締め切り(10月5日)が迫っております、ぜひ貴会会員の皆様の積極的なご応募をお願い申し上げます。
令和4年8月29日
領域代表者:小畑弘己(熊本大学大学院人文社会科学研究部教授)

募集HP:https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1394561_00006.htm
領域HP: http://www.fhss.kumamoto-u.ac.jp/archaeology/earthenware/
お問い合わせ先
小畑弘己研究室  Tel: 096-342-2423
E-male: totori(アットマーク)kumamoto-u.ac.jp

自然保護助成基金 プロ・ナトゥーラ・ファンド助成の募集のお知らせ

公益財団法人 自然保護助成基金では、自然環境や生物多様性保全に資する研究や市民活動に対して助成を行っています。
第33期プロ・ナトゥーラ・ファンド助成の募集が開始されました。
募集内容は以下の通りです。
●助成対象カテゴリー
A.国内研究助成・・・日本国内における自然保護のための調査・研究
B.国内活動助成・・・日本国内における自然保護のための普及・啓発活動
地域NPO活動枠・・・日本国内の地域のNPOによる自然保護活動
C.海外助成・・・海外の地域における自然保護の為の調査・研究および普及・啓発活動
D①.特定テーマ助成・・・「絶滅が危惧される植物(種あるいは群生地)の保全に関する研究」
D②.特定テーマ助成・・・「プラスチックが生物多様性に与える影響についての調査・研究」

●応募資格
自然保護のための調査・研究や活動を進める能力のあるグループ

●助成期間
2022年10月~2023年9月末の1年間(カテゴリーによっては2024年9月末まで可)

●助成金額
A.1件あたり上限100万円/1~2年間
B.1件あたり上限100万円/1年間
C.1件あたり上限100万円/1年間
D①.1件あたり上限100万円/1~2年間
D②.1件あたり1年につき上限100万円。最大2年間で200万円/1~2年間

●応募期間
2022年6月1日~2022年7月14日必着

●応募方法
 下記URLより募集要項、申請書をダウンロードの上、
期日までに申請書と支出計画書をメールでoffice@pronaturajapan.com宛にご提出ください。
https://www.pronaturajapan.com/foundation/pronatura_fund.html
●お問い合わせ
メール(office@pronaturajapan.com)にてご連絡ください。

第 49回日本植生史学会談話会のご案内

第49回日本植生史学会談話会を下記の要領で開催します。

講習会:オンライン花粉化石勉強会

内容:堆積物や遺跡から産出する花粉化石のオンライン勉強会を開催します。

花粉化石・パリノモルフ(有機質微化石)の同定について、顕微鏡画面を共有できるオンラインのメリットを活かした勉強会を開催します。
顕微鏡画面をオンラインで共有しながら、基本的な花粉種の特徴や同定の際のポイント、コツ等を共有する場にできればと考えています。
また、花粉スライドの中に共在する、水生パリノモルフ (水生生物由来の有機質遺骸)の種類について、専門の若手研究者から解説してもらうことも予定しています。
経験のある方や熟練者の方だけでなく,これから花粉分析をはじめたい方や、少しでも興味がある方も含め,幅広い分野の皆様の参加を歓迎します。
同定に至るまでの論理的な思考を養うトレーニングにもなりますし,写真撮影の仕方などの研究のコツも情報交換できればと考えています。この機会にぜひご参加ください。

◆ 講師:藤木利之(岡山理科大学)、講師補助:林 竜馬(琵琶湖博物館)

◆ 日時:2021 年 12 月18日(土) 13:30~17:00

13:30~14:30 <初級編>主要花粉の形態と同定のコツ(藤木・林)
14:30~15:00 <中級編>パリノモルフの種類と形態(島根大:安藤卓人氏)
15:30~16:30 <上級編>気になる花粉を語ろう
*さまざまな花粉スライドを実際に観察しながら情報共有をしたいと思います。
*勉強会で一緒に議論してほしい花粉等のある方は事前に相談してください。

16:30~17:00 フリーディスカッション
17:00~18:00 談話会
*参加自由の懇親会です。時間が足りない方は各自二次会等を準備ください。

◆ 開催方法:
Zoomを利用したオンラインでの開催です。
勉強会で観察してほしい花粉等がありましたら、事前にお伝えください。
同定の材料の無い方の参加も歓迎いたします。

◆ 主催:日本植生史学会

◆ 定員:特にありませんが,観察希望の花粉等が多い場合は調整します。

◆ 参加費:無料

◆ 参加資格:どなたでも参加できます。植生史学会会員以外でも、花粉化石に興味のある方は参加可能。
ただし、この機会に植生史学会への入会をご検討ください。入会案内はこちら

◆ 申込方法:下記の申込フォームからお申し込み下さい。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSecfcAiqLJR4a15Gj_XZ2UXaaol6ZpQZwSO5WjhrcVWy-5yvw/viewform?usp=sf_link

◆ 申込締め切り: 12月10日(金)までにお申し込みください。

第36回大会の優秀発表賞の受賞者

第36回大会の優秀発表賞の受賞者が決定しました。
選考委員会(委員長 江口誠一評議員)で厳正に審査した結果,以下の2件を受賞とすることに決定いたしました。受賞者の方々おめでとうございます。

P-07 〇平岡 和・那須浩郎・金子明裕
「縄文時代におけるニワトコ属果実の用途の推定」

P-10 〇設樂拓人・松井哲哉・津山幾太郎・百原 新
「北東アジアにおける最終氷期の遺存樹木 3 種の種分布モデリングによる分布変遷の推定」

第13回日本植生史学会「奨励賞」候補者募集のお知らせ

日本植生史学会表彰規程に則り、第13回奨励賞の候補者を募集いたします。候補者は自薦・他薦を問いませんので、奮ってご応募下さい。

(1)候補者の要件
・植生史学の分野で優れた研究を行い、将来の発展に貢献すると期待される会員。
・公示日(第13回は2021年10月31日)において、40歳未満の会員。
・本学会誌の原著論文または総説に第1著者として1編以上の論文が掲載され、かつ本学会年度大会で第1著者として口頭発表,ポスター発表またはシンポジウム発表のいずれかを行った実績のある会員。

(2)応募方法
所定の応募用紙に必要事項を記入のうえ、学会事務局まで電子メールか郵送で送付してください。応募締め切りは、2022年4月30日(必着)とします。応募用紙は、学会ホームページからダウンロードできます。応募用紙に記載された個人情報は、奨励賞選考以外の目的では使用しません。審査終了後は速やかに破棄し、応募者への返却は行いません。

応募用紙のダウンロードはこちら
送付先メールアドレス hbmain@hisbot.jp
送付先住所
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
京都大学総合博物館
日本植生史学会 庶務幹事 村上由美子

(3)審査方法
奨励賞審査委員会により、植生史学会での業績だけでなく、他学会や国際的に公表された論文、研究発表に対する業績の内容を総合的に判断します。審査委員会は、受賞者を2022年7月末日までに決定し、総会にて報告します。なお受賞者には、年度大会で受賞記念講演を行っていただきます。受賞者には、表彰状および副賞として研究奨励費が授与されます。

第36回大会最終報ML配信のお知らせ

第36回大会案内の最終報をMLで配信いたしました。
PDFはこちら

今年の大会は,山梨の帝京大学文化財研究所とオンラインでのハイブリッド形式で実施します。
会場参加もまだ余裕がございますので,お早目の参加登録をよろしくお願い致します。
参加申込締め切りは10月22日(金)です。参加費は無料です。
参加申込フォーム
http://hisbot2021.main.jp/form/

第13期会長選挙・評議員選挙の結果報告

2021年8月12日に開票した選挙結果に基づき、以下の皆様が第13期会長および評議員として決定しましたのでお知らせいたします。任期は、2021年10月1日から2023年9月30日までです。

新会長
能城修一氏

新評議員(五十音順) 
江口誠一氏
那須浩郎氏
百原 新氏
矢部 淳氏

選挙管理委員長 山崎 健

第36回大会第2報ML配信のお知らせ

ニュースレターに先駆け、第36回大会の第2報をMLで配信いたしました。

第36回日本植生史学会大会は現地会場とオンラインによるハイブリッド方式での開催を行うべく準備を進めています。しかしながら,新型コロナウイルスの感染状況次第では,全てオンラインでの開催に変更する可能性があります。会員の皆様には学会ホームページ上の大会案内の告知にご注意いただく様に重ねてお願い申し上げます。

第36回日本植生史学会大会HP
http://hisbot2021.main.jp/

第36回大会第2報はこちらからもご覧いただけます。

第四紀学会シンポジウム「近畿における歴史時代の自然環境」のお知らせ

日本第四紀学会では2021年大会(8月27日~29日)においてオンラインでのシンポジウム「近畿における歴史時代の自然環境」を8月29日午前(10:00~12:15)に開催いたします。
オンライン大会のため,会員・非会員問わず大会への参加費は無料となっております(公開シンポジウムのみ参加の方も大会への参加登録が必要)。
参加希望の方は以下のサイトから参加申し込み下さい。(参加申し込み締め切り:8月20日(金)17:00)
https://sites.google.com/view/2021jaqua/2021大会/参加者登録

植生史学会会員の方も多数発表されますので,是非ともご参加いただければと思います。

<内容>
人類誕生から現在まで、自然環境や自然資源は時代により様々な用途や目的に人類
によって利用されてきました。こうした中で、歴史時代は自然環境に人類が大きく
影響を与える以前と都市文明が発達した現代の間に位置し、自然利用や自然改変の
規模・利用法が大きく変化した時代にあたります。本シンポジウムでは古くから
政治や文化の中心であった近畿地方の歴史時代の遺跡などの資料を中心に、地形や
地質などを含めた自然環境や自然資源を人々がどのように利用してきたのか、ま
たそれぞれの時代の自然環境などについて様々な視点から紹介したいと思います。
・大阪府淀川低地にみられる河川配置と古代の耕地開発 別所秀高
・遺跡の花粉分析データからみた奈良県北部の植生変遷 上中央子
・滋賀県の遺跡花粉データベースからみる地域・集落スケール植生景観の変遷史 林 竜馬
・遺跡出土木製品からみた歴史時代の木材利用―近畿における植生への影響― 村上由美子
・考古遺跡からみえる動物利用の変遷 丸山真史
・累積性土壌の植物珪酸体と微粒炭から見た近畿地方の草原と山焼きの歴史 林 尚輝・井上 淳
・大阪城本丸地区の自然地盤と盛土地盤 三田村宗樹

国立科学博物館 特別展「植物 地球を支える仲間たち」開幕のお知らせ

国立科学博物館上野本館(東京都台東区)において、
特別展「植物 地球を支える仲間たち」が開幕しました!(会期:7/10-9/20)

「植物はどのように進化してきたか?」では植物化石の展示もあり
2018年に報告された最古の大型植物化石Cooksonia barrandeiのホロタイプも展示されています。
ぜひ、お見逃しなく!

来館には事前予約が必要です。公式HP(https://plants.exhibit.jp/)をチェックしてください。

第13期会長・評議員選挙のお知らせ

「日本植生史学会会則」及び「会長, 評議員選挙規程」に基づき、下記の予定で第13期会長選挙および評議員選挙を行ないます。正会員(一般会員及び学生会員)およびシニア会員の方々は忘れずにご投票くださいますようお願いします。
選挙管理委員長 山崎 健
[公示日]
2021年07月15日
[投票締切日]
2021年08月05 日(当日消印有効)
※例年より公示日から投票締切日までの期間が若干短くなっておりますので、ご注意ください。

地質の日記念オンライン講演会のご案内

5/10は「地質の日」です。

この日を記念して、広く一般に最新の地質学研究の成果とその意義について知っていただき、地質学への興味・関心を高めていただくことを目的に、地質学会主催の一般講演会をオンラインで開催します。

今回は、「地質年代チバニアン」と「プレート沈み込み帯地震」のふたつをキーワードに、それぞれの研究で主導的役割を果たしている研究者に一般の皆様向けにわかりやすく解説していただきます。どなたでも無料で参加できます。チャット(YouTube上での書き込み)で質問・コメントもできますので、奮ってご参加下さい。

詳細はチラシをご覧ください。

企画展「メタセコイア-生きている化石は語る」のご案内

国立科学博物館にて、命名80周年企画「メタセコイアー生きている化石は語る」が開催されています。
会期:令和3年1月26日(火)〜4月4日(日)
見学には事前予約が必要です。お近くにお越しのことがあればぜひご覧ください。
詳しくは下記HPをご覧ください。

第35回大会の優秀発表賞の受賞者

第35回大会の優秀発表賞の受賞者が決定しました。
選考委員会(委員長 高原 光評議員)で厳正に審査した結果,以下の3件を受賞とすることに決定いたしました。受賞者の方々おめでとうございます。

O-03 〇菊地達郎・百原 新・阿部恭久・糟谷大河
「前期更新世クロサイワイタケ科(Xylariaceae)菌類化石の形態分類と古環境指標としての有用性」

P-01 〇林 尚輝・井上 淳
「大隅半島中部における植物珪酸体分析に基づく過去約3万年前以降の植生変遷の復元」

P-07 〇淵 真琴・佐々木由香・小泉玲子
「圧痕レプリカ法を用いた編みかごの復元-縄文時代中期の金子台遺跡・弥生時代前期の中屋敷遺跡の土器敷物圧痕から-」

第 48 回日本植生史学会談話会のご案内

第 48 回日本植生史学会談話会を下記の要領で開催します。

講習会:オンライン大型植物遺体同定会

内容:堆積物や遺跡から出土する種子・果実・葉のオンライン同定会を開催します。名前のわからない大型植物遺体の顕微鏡画像をZoomで共有しながら参加者全員で検討し,同定のポイントを議論しながら同定を進めます。これから種子や果実の同定ができるようになりたい!と思われている方だけでなく,経験のある方や熟練者の方,植物遺体ってどんなものなのか見てみたいという方も含め,幅広い分野の皆様の参加を歓迎します。種類同定に至るまでの論理的な思考を養うトレーニングにもなりますし,写真撮影の仕方などの研究のコツも情報交換できます.この機会にぜひご参加ください。

  • 講師:百原 新(千葉大学)、講師補助:那須浩郎(岡山理科大学)
  • 日時:2020 年 12 月 19 日(土)10:00~17:00
  • 開催方法:Zoomを利用したオンラインでの開催です。一人5点までの不明な大型植物遺体(レプリカも含む)を事前に那須まで送付いただきます。それを那須の顕微鏡で観察し,Zoomを使って画像を共有し,同定を進めます。同定の材料の無い方の参加も歓迎いたします。
  • 主催:日本植生史学会
  • 定員:特にありませんが,同定希望の植物遺体が多い場合は,検討する植物遺体の数を調整します。
  • 参加費:無料
  • 参加資格:会員のみ。非会員で参加をご希望の方は以下からご入会ください。http://hisbot.jp/about/regist
  • 申込方法:申込フォーム(https://forms.gle/aCUA1GbomeGP6PFK8)からお申し込み下さい。
  • 申込締め切り:同定したい大型植物遺体がある方は 12 月4 日(金),参加のみの方は12月13日(日)までにお申し込みください。

ニュースレターNo.52(第35回大会(オンライン)案内第2報)をメール配信

ニュースレターNo. 52をメール配信しました。

pdf はこちら

・第35回日本植生史学会大会のご案内(第2報)
・2020年度会費納入のお願い
・異動・所属変更に伴う会員情報変更のお願い

 

第1報(ニュースレター51号)でご案内したように,
今大会は,新型コロナウイルス感染症対策として
オンラインで開催することとなりました。
詳細は今号のニュースレターと,大会ホームページをご覧ください。

第35回日本植生史学会大会ホームページ
http://hisbot2020.main.jp/

 

オンラインシンポのご案内

オンラインシンポ「弥生・古墳の水稲栽培技術解明に向けて」のご案内

■ 日時:9月19日(土)

10時00分~12時30分(一人25分):基調報告
12時30分~13時30分(60分):休憩
13時30分~15時30分(120分):パネルディスカッション

■ 基調報告

山田昌久(東京都立大学大学教育センター 特任教授)
「弥生時代から古墳時代の水田稲作技術比較と生産量の比較研究
ー復元した器具・井堰・水田を使用した水田稲作の実験研究ー」

辻 康男(株式会社 パレオ・ラボ)
「弥生時代前期の水田層の土壌微細構造
ー奈良県中西遺跡第14次調査区での事ー」

篠原和大(静岡大学人文社会科学部 教授)
「登呂遺跡を活用した日本列島初期農耕文化についての
実験考古学的研究」

岡田憲一(奈良県立橿原考古学研究所 指導研究員)
「眼前の水田遺構に当時の水田の何を見ているのか?
ー奈良県中西遺跡・秋津遺跡の弥生時代水田遺構の調査からー」

中山誠二(帝京大学文化財研究所 客員教授)
「縄文・弥生時代の利用植物と圃場空間」

司会
白石哲也(山形大学学術研究院 准教授)

■ 申込み方法
・参加費無料
・会場参加 定員30名(先着順)*静岡県在住者限定
・LIVE中継・同時開催(要申込み)
・締め切り 会場・中継とも 9月16日(水)
下記URLからお申込みください。
URL:https://forms.gle/Q62wn1CACDX4FpV68

■会場
静岡市登呂博物館
静岡市駿河区登呂五丁目10番5号
℡:054-285-0476

ニュースレターNo.50をメール配信

ニュースレターNo. 50をメール配信しました。

pdf はこちら

・新型コロナウイルス流行に伴う今後の学会活動について

・IPC/IOPCの延期について

・日本植生史学会会員アンケート:ご協力のお願い

・次年度シニア会員制度申請のお知らせ

・国際会議での参加発表への補助

・会誌『植生史研究』への投稿のお願い

・2020年度会費納入のお願い

・異動・所属変更に伴う会員情報変更のお願い

科博葉脈標本データベースが公開されました!

広葉樹の葉化石の同定の際に比較資料として使われる、現生種の「葉脈標本スライド」が、このほど国立科学博物館のホームページ上で公開されました。4000点あまりのスライドの画像とそれらのメタデータを含むこのデータベースは、当学会の会員でもあった故棚井敏雅北海道大学名誉教授と、国立科学博物館の植村和彦博士が長年かけて制作したスライドです。これまでまさに“知る人ぞ知る“コレクションだったわけですが、公開によって大変利用しやすくなりました。第四紀の葉の遺体を調べる際にも、現生種の葉を見極める際にも参考になると思います。ぜひ一度、サイトを訪れてご覧ください。
https://www.kahaku.go.jp/research/db/geology-paleontology/cleared_leaf/
(国立科学博物館地学研究部・矢部 淳)

国際花粉学会議/国際古植物学会議2020大会(IPC/IOPC 2020)の延期について

2020年9月12-19日に、チェコのプラハで開催が予定されていたIPC/IOPC 2020が、新型コロナウイルスの感染拡大のため、2021年5月に延期されました。延期後の大会予定日程は、2021年5月1-7日です。
延期された大会の、新しい締め切りや支払いなどの情報は、2020年5月中に下記ホームページで公表される予定です。各自で、ご確認ください。
https://www.prague2020.cz

新型コロナウイルス流行に伴う談話会と大会の実施について

行事委員会では、第48回談話会を7月に開催すべく準備を進めておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間、談話会の開催を延期したいと思います。現在、オンライン等で談話会を開催できるかどうか検討中です。

また、10月31日ー11月2日に開催予定の第35回大会(山梨)および第49回談話会(巡検)については、8月までに状況を見て、開催(オンライン開催を含む)か延期かの判断を致します。ご不便をおかけしまして申し訳ございませんが、昨今の状況を鑑み、ご理解いただけますよう、どうぞよろしくお願い致します。

くれぐれもお体にはお気を付けくださいますよう、よろしくお願い致します。

日本地球惑星科学連合のセッション 「考古科学:地球科学と考古学」(H-CG30)のお知らせ

2020年5月開催の日本地球惑星科学連合大会において、植生史学と関連の深いセッションを開きます。
口頭発表・ポスター発表ともに奮ってのご参加お待ちしております。

「考古科学:地球科学と考古学」(H-CG30)

日時 5月24日(日)午後(PM1のコマ):口頭発表・ポスター発表
会場 幕張メッセ202
コンビーナー 下岡順直・畠山唯達・箱崎真隆

セッション概要
http://www.jpgu.org/meeting_j2020/sessionlist_jp/detail/H-CG30.html

投稿案内
http://www.jpgu.org/newsletter2020/J/20200107news09.html#news01

セッションの目的
地球科学を含む自然科学的手法を用いて考古遺跡・遺構・遺物を分析する考古 科学は、過去人類の遺した「もの」を研究する考古学において、研究をさらに進 展する上で欠かせない研究手法になっている。
地球科学的手法を応用した様々な手法として、考古科学では年代測定や古環境 復原、物理探査、材質分析など幅広い研究が行われている。さらには、安定同位 体比を用いた胎土分析や、ヒトと家畜の動態を捉える研究なども進んでいる。
本セッションでは、人類の歴史を復元するために行われているあらゆる考古科 学研究成果を持ち寄って最新知見を集積するとともに、関連する周辺分野の研究 を横断的に網羅することで、考古科学研究が考古学へさらなる寄与ができるよう 促進することを目的とする。

スケジュール
アブストラクト受付1月7日~
早期〆切:2月4日、最終〆切:2月18日
大会早期参加登録〆切:5月8日

第12回日本植生史学会「奨励賞」候補者募集のお知らせ

日本植生史学会表彰規程に則り、第12回奨励賞の候補者を募集いたします。候補者は自薦・他薦を問いませんので、奮ってご応募下さい。

(1)候補者の要件
・植生史学の分野で優れた研究を行い、将来の発展に貢献すると期待される会員。
・公示日(第12回は2019年12月8日)において、40歳未満の会員。
・本学会誌の原著論文または総説に第1著者として1編以上の論文が掲載され、かつ本学会年度大会で第1著者として口頭発表,ポスター発表またはシンポジウム発表のいずれかを行った実績のある会員。

(2)応募方法
所定の応募用紙に必要事項を記入のうえ、学会事務局まで電子メールか郵送で送付してください。応募締め切りは、2020年4月30日(必着)とします。応募用紙は、学会ホームページからダウンロードできます。応募用紙に記載された個人情報は、奨励賞選考以外の目的では使用しません。審査終了後は速やかに破棄し、応募者への返却は行いません。

応募用紙のダウンロードはこちら
送付先メールアドレス hbmain@hisbot.jp
送付先住所
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
京都大学総合博物館
日本植生史学会 庶務幹事 村上由美子

(3)審査方法
奨励賞審査委員会により、植生史学会での業績だけでなく、他学会や国際的に公表された論文、研究発表に対する業績の内容を総合的に判断します。審査委員会は、受賞者を2020年7月末日までに決定し、総会にて報告します。なお受賞者には、年度大会で受賞記念講演を行っていただきます。受賞者には、表彰状および副賞として研究奨励費が授与されます。

第34回大会の優秀発表賞の受賞者

2019年12月6日-9日に行われた第34回大会の優秀発表賞の受賞者が決定致しました。選考委員会(委員長 工藤 雄一郎)で厳正に審査した結果,以下の3件を受賞とすることに決定致しました。受賞者の方々おめでとうございます。

O-09 宮浦舞衣
「九州縄文時代におけるダイズ属大型化の再検討」

P-02  〇斎藤俊彦,竹谷尚樹,三宅悠平,高原 光,佐々木尚子,中村琢磨,林 竜馬,杉田真哉
「マツ科3属7種の花粉生産量の推定―定量的植生復元の基礎資料として―」

P-04  〇林 尚輝,井上 弦,河野樹一郎,井上 淳
「植物珪酸体からみた大隅半島の台地部と山地部における鬼界カルデラ噴火後の植生」

ふじのくに地球環境史ミュージアムの研究職職員募集のお知らせ

静岡県では、恵まれた自然環境に多様な動植物や希少な種が生息・生育する“ふじのくに”(静岡県)の自然の実態や成り立ちを調査研究するとともに、人と地球上の生態環境との関わりを歴史的に研究することで、過去から現在を見通し、未来の在り方に示唆を与える「地球環境史」を研究する県立博物館として、平成27年4月に「ふじのくに地球環境史ミュージアム」を開設(平成28年3月一般公開開始)し、資料の調査研究、収集保管、教育普及、展示・情報発信等の各機能の充実に努めています。

今般、職員の他機関(大学)への転出に伴う欠員補充のため、当館の運営、発展に資する高い能力と熱意を有する職員(任期なし)を募集します。

採用職種、採用予定人員の概要

職種等 ・研究職1名・専門分野「環境・環境史」
採用年月日 令和2年6月1日以降(応相談)
勤務場所 ふじのくに地球環境史ミュージアム
応募資格 ・昭和35年6月2日以降に生まれた人・博士学位(外国において授与されたこれに相当する学位を含む。)を有する人
提出書類 ・履歴書・研究業績目録

・主要な著書、学術論文等

考査方法 第1次考査:令和2年2月中旬(予定) 提出書類等により審査第2次考査:令和2年3月上旬(予定) 面接により審査
受付方法 ・受付期間:令和元年11月22日(金)~令和元年12月24日(火)・応募方法: 郵送
詳しい情報(案内)は、下記URLを参照ください。

会員名簿の作成について

日本植生史学会では2020年版名簿の作成のため、事務局より皆様の登録情報について確認のための調査票をお送りしております。ご自身の登録情報をご確認の上、修正の有無および名簿への掲載の可否について、郵送またはFAX、メール添付PDFにて必ずご連絡下さりますよう、お願い致します。

返信〆切りは 2019 年 12 月 12 日です。

白紙の名簿調査票(word)がダウンロードできます。必要な方はご利用下さい。

FAXでの送付:03-5291-2176

メール添付での送付先(PDF):hisbot-office01@shunkosha.com