第98回歴博フォーラム「さらにわかった!縄文人の植物利用—その始まりと編みかご・縄利用—」開催のご案内

日程:2015年11月21日(土)、時間:10時00分~16時30分
場所:国立歴史民俗博物館講堂、定員:260名(先着順)、参加費:無料

2012年までに行った開発型共同研究「縄文時代の人と植物の関係史」およびそれ以降の研究において進展があった、縄文時代の植物利用に関する新たな研究成果を一般に分かりやすく提示します。今回は特に、福井県鳥浜貝塚の縄文時代草創期から前期の資料の再調査によって明らかになってきた縄文時代の植物利用の初源の様相を紹介するとともに、「あみもの研究会」(代表:鈴木三男)による編組製品の素材研究と復元製作実験から明らかになってきた、縄文人による植物素材選択や使い分けなどの技術を紹介します。

<プログラム(内容は変更される場合があります)>

  • 「縄文時代の前半期ってどんな時代?16000年前から6000年前まで」工藤雄一郎(国立歴史民俗博物館)
  • 「縄文時代の低湿地遺跡 鳥浜貝塚が教えてくれること」鯵本眞友美(福井県立若狭歴史博物館)
  • 「鳥浜貝塚から見えてきた縄文時代前半期の植物利用」能城修一(森林総合研究所)
    昼休憩、復元かごの解説〈ガイダンスルーム〉小林和貴(東北大学植物園)・高宮紀子(バスケタリー作家)・本間一恵(バスケタリー作家)
  • 「編組製品の技法と素材植物」佐々木由香(パレオ・ラボ、明治大学研究・知財戦略機構)
  • 「8000年前の編みかごから何がわかるのか? ̶佐賀県東名遺跡̶」西田巌(佐賀市教育委員会)
  • 「東名遺跡と三内丸山遺跡のかごを復元する」高宮紀子
  • 休憩、復元かごの自由見学〈ガイダンスルーム〉
  • 「縄文のかご作りに刃物はいらない?下宅部遺跡の4000年前の編みかご」千葉敏朗(東村山ふるさと歴史館)
  • 「下宅部遺跡と正福寺遺跡のかごを復元する」本間一恵
  • 「鳥浜貝塚から40年 さらにわかった!縄文人の植物利用̶鈴木三男(東北大学名誉教授)

<お申し込み方法>
お申し込みフォーム:下記のリンク先のお申し込みフォームに必要事項を記入の上、お申し込みください。
https://www.rekihaku.ac.jp/others/form_03/index.html
往復ハガキ:「11月21日 第98回歴博フォーラム 参加希望」と明記の上、住所、氏名(ふりがな)、電話番号を書いて、下記宛先までお申し込み下さい。
〒285-8502 千葉県佐倉市城内町117番地
国立歴史民俗博物館 広報サービス室 広報・普及係
※定員に達した時点で締め切ります。すでに多くの申込みがありますので、参加希望の方はお早めにお申し込みください。

<お問い合わせ先>
国立歴史民俗博物館 広報サービス室 広報・普及係
TEL 043-486-0123 (代)