第33回日本植生史学会大会のご案内(第1報)

第33回日本植生史学会大会を下記の要領で開催します。

日時
2018年11月09日(金)午後:幹事会
2017年11月10日(土)午前:評議員会 午後:公開シンポジウム,奨励賞記念行事,懇親会
2017年11月11日(日)一般研究発表(口頭・ポスター),総会
2017年11月12日(月)巡検(第 45 回日本植生史学会談話会)

会場 滋賀県立琵琶湖博物館 
   〒525-0001 滋賀県草津市下物町1091  http://www.biwahaku.jp/access
アクセス:JR草津駅から近江鉄道バス(約25分),「びわこ博物館」下車,徒歩すぐ
懇親会:琵琶湖博物館レストラン「におのうみ」(予定)
宿泊:各自でお早めにご予約ください。大会会場周辺には宿泊施設がなく,草津・守山・大津駅周辺にあります。

主催・共催:日本植生史学会(主催)・ 滋賀県立琵琶湖博物館(共催)
大会実行委員:山川千代美(委員長),林竜馬,村上由美子,西原和代,佐々木尚子,那須浩郎

公開シンポジウム 「時空を超えた埋没林・化石林研究の進展に向けて」(予定)
趣旨:鮮新世以降の時代は、日本列島の島弧化が進み、地球規模で起きた寒冷化現象の影響を受けながら日本の植物相が移り変わり、現在の植生を形成してきた。各時代の植生や古環境やその変遷過程を捉える上で、原地性である埋没林、化石林は有効な証拠である。これらは森林の一部がそのままの状態で地層中に保存されたものであり、いわば当時の森林環境を示すタイムカプセルと言える。これまでの埋没林、化石林の研究を見直しながら、時代や空間を超えての研究の進展を考える機会とする。

巡検(第45回日本植生史学会談話会)「琵琶湖と水月湖:埋没林・化石林と湖沼堆積物研究の最前線」(予定)
内容:琵琶湖には、約43万年間の連続した湖沼堆積物が存在し、花粉分析による氷期間氷期変動に伴う植生史の解明が進んでいる。また、琵琶湖の周辺地域には、約400万年間におよぶ古琵琶湖層群が存在し、湿地林の古植生を詳細に復元することが可能な化石林も多く見つかる。本巡検では、現在の琵琶湖を眺望し、その周辺に存在する古琵琶湖層群の化石林を見学する。あわせて、9月に新たに完成予定の水月湖年縞研究展示施設を見学し、三方五湖周辺地域での埋没林と湖沼堆積物研究の最前線について学ぶ。
日程:11月12日(月)(集合:JR草津駅8:00、解散:JR米原駅17:00頃を予定)