大阪市立自然史博物館では、平成28年7月16日(土)から10月16日(日)まで、特別展「氷河時代-化石でたどる日本の気候変動-」を開催します。
長い地球の歴史の中で、気候は大きく変動してきました。この特別展では、なぜ気候変動がおきるのかその仕組み、化石記録や地層から復元された過去の気候変動の歴史と現在の日本の自然環境の関わりについて紹介します。主な展示品として、ヤベオオツノジカをはじめとした岐阜県熊石洞産動物化石、世界的な地質標準時計となった福井県水月湖の年縞堆積物、大阪から産出した3種のワニ化石(マチカネワニ、キシワダワニ、タカツキワニ)、メタセコイアなどの大阪層群産出の植物化石などがあります。
会期:7月16日(土)〜10月16日(日)
※開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(ただし月曜日が休日の場合はその翌日) ※8月15日は開館
会場:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(大阪市東住吉区長居公園1-23)
観覧料:大人500円、高校生・大学生 300円
期間内特別展フリーパス 大人1000円、高大生600円
※本館(常設展)とのセット券は、大人700円、高大生400円。
※本館(常設展)、長居植物園への入場は別途料金が必要です(セット券を除く)。
主催:大阪市立自然史博物館
後援:日本植生史学会、日本地質学会、日本第四紀学会、日本古生物学会、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会
協力:国立科学博物館、国立極地研究所、大阪大学学術総合博物館、きしわだ自然資料館、立山カルデラ砂防博物館、滋賀県立琵琶湖博物館、奈良文化財研究所など
問合せ先:大阪市立自然史博物館(TEL:06-6697-6221)
ホームページ:http://www.mus-nh.city.osaka.jp/
また、関連行事として、以下の3回の講演会を企画しております。特別展と合わせて、多くの方々の参加をお待ちしております。
<3回とも共通して>
会 場:大阪市立自然史博物館 本館 講堂
参加費:無料(ただし自然史博物館本館の入館料が必要)
申込み:不要、直接会場へお越しください
●「暴れる時代と暴れない時代:人類は気候の激変期をどのように生きたか」
講 師:中川 毅 氏(立命館大学 古気候学研究センター センター長)
日 時:7月16日(土) 午後1時~3時
●「森の古文書:花粉化石に記録された氷期からの森の移り変わり」
講 師:高原 光 氏(京都府立大学 大学院生命環境科学研究科 教授)
日 時:8月20日(土) 午後1時~3時
●「第四紀後期の日本の哺乳類の移り変わり -過去5万年の変化とそれからわかること-」
講 師:河村 善也 氏(愛知教育大学 自然科学系理科教育講座 特別教授)
日 時:9月24日(土) 午後1時~2時30分
これらの他にも、子ども向けワークショップ、学芸員によるギャラリートークなど、多くの特別展関連行事を企画しています。詳しくは大阪市立自然史博物館ホームページをご覧ください。