第29回日本植生史学会大会を下記の要領で開催します。
【日時】
11月21日(金) 午後:幹事会
11月22日(土) 午前:幹事会,評議委員会
午後:公開シンポジウム,奨励賞関連行事,懇親会
11月23日(日) 一般研究発表(口頭・ポスター),総会
11月24日(月・祝) 巡検(第38回日本植生史学会談話会)
【会場】
鹿児島大学郡元キャンパス(稲盛会館を予定)
※アクセス:鹿児島中央駅より市電「唐湊」または「工学部前」下車 徒歩5分
【主催】
日本植生史学会
【大会実行委員】
本田道輝(委員長),中村直子,大西智和,真邉彩,江口誠一,星野安治
【公開シンポジウム】
テーマ『火山とともに生きる‐南九州の火山活動と植生史・人類史‐』
オーガナイザー:杉山真二,本田道輝
趣旨:本年は,桜島の大正大噴火からちょうど100周年を迎えている。世界でも有数の火山地帯である南九州では,先史以来いくたびもの火山噴火が起こり,火山災害と植生や人類活動の復活が繰り返されてきた。一方、温泉や鉱物資源などの火山の恩恵を受容するなど、火山と共生してきた地域でもある。近年の火山研究の進展や,発掘調査での火山噴出物に関連するデータの蓄積等によって,火山活動が植生に与える影響や人類の火山災害への対応についても詳細な議論が可能になってきている。本シンポジウムでは,南九州を中心とする過去3万年の火山活動と植生史・人類史の関係性について議論を深めたい。
【巡検(第38回日本植生史学会談話会)のご案内】
テーマ『桜島植生復元巡検』
案内人:大木公彦(鹿児島大学名誉教授)
世話人:中村直子,大西智和,真邉彩
内容:鹿児島県本土の地盤は,火山堆積物であることが多い。エクスカーションでは,錦江湾沿岸部の各地の植生分布を観察する。まず,鹿児島県本土の一般的な森林景観である鹿児島市城山の遊歩道で,サツマ火山灰上に繁茂する照葉樹林を見学する。次に,桜島へ渡り,明治・大正・昭和期の溶岩・火山噴出物上の植生を観察し,火山罹災からの植生の復元状況や植物種類をとらえる。最後に,錦江湾沿いに大隅半島を北に回り,鹿児島県上野原縄文の森を見学し,先史時代の火山堆積物の地層および,当時の生活を学ぶ。
【日程】
11月24日(月・祝)
集合8:00頃・鹿児島市照国神社前(天文館近く)
解散・17:00頃・鹿児島空港,18:00頃・鹿児島中央駅
※大会・巡検の申込み方法等の詳細は9月上旬頃にご案内する予定です。一般研究発表の申込み締切りは10月上旬頃になる見込みです。