会員名簿の作成について

日本植生史学会では2020年版名簿の作成のため、事務局より皆様の登録情報について確認のための調査票をお送りしております。ご自身の登録情報をご確認の上、修正の有無および名簿への掲載の可否について、郵送またはFAX、メール添付PDFにて必ずご連絡下さりますよう、お願い致します。

返信〆切りは 2019 年 12 月 12 日です。

白紙の名簿調査票(word)がダウンロードできます。必要な方はご利用下さい。

FAXでの送付:03-5291-2176

メール添付での送付先(PDF):hisbot-office01@shunkosha.com

 

第 34 回日本植生史学会大会のご案内(最終報)

第 34 回日本植生史学会大会を下記の要領で開催します。
大会参加の申し込みは,学会 Webサイトの「大会情報」(http://hisbot.jp/meetings/upcomingmeeting)の『申し込みフォーム』からお申し込みください。
事前申し込みがない場合,会場への来場が有料(600 円)となります。参加のみの方にも事前申し込みをお勧めします。

大会・懇親会の申込期限:11 月 11 日(月)
巡検の申込期限:10 月 28 日(月)厳守  11月11日まで延長(定員になり次第締切)

◆ 日時
2019 年12 月 6 日(金)午後:幹事会
12 月 7 日(土)午前:評議員会 午後:公開シンポジウム,学会賞・論文賞記念行事,懇親会
12 月 8 日(日)一般研究発表(口頭・ポスター),総会
12 月 9 日(月)巡検(第 47 回日本植生史学会談話会)

◆ 会場:豊橋市自然史博物館
〒441-3147 愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238(豊橋総合動植物公園のんほいパーク内)
http://www.toyohaku.gr.jp/sizensi/02annai/riyou2.html
アクセス:JR 豊橋駅から東海道本線浜松方面行きの電車で『JR 二川駅』で下車
JR 二川駅南口より総合動植物公園のんほいパーク東門を経由して自然史博物館まで徒歩約15 分
懇親会:豊橋市自然史博物館内自然史スクエア
宿泊:各自でお早めにご予約ください。大会会場周辺には宿泊施設がなく,豊橋駅周辺にあります。

*のんほいパーク内のレストランは混雑することが予想されますので,できる限り豊橋駅周辺等で昼食を購入の上,ご持参ください。二川駅からのんほいパークまでの道沿いにはコンビニエンスストアがありません。

◆ 費用 (当日徴収)
参加費(要旨集代を含む):一般会員・シニア会員3,000 円,学生会員1,000 円,非会員4,000 円
(公開シンポジウムのみの参加費は無料ですが,事前申し込みが必要となります。要旨集代は別途)
のんほいパーク入園料:事前に参加申し込みいただいた方は無料となります。
→のんほいパーク入園の際は,「植生史学会参加」の旨を告げてご入園ください。
事前申し込みがない場合は,のんほいパーク入園料(大人600 円)が必要となります。
また,車での来場には駐車場料金:1 回200 円が必要です.
懇親会費:一般会員・シニア会員6,000 円,学生会員3,000 円,非会員6,000 円

◆ 主催・共催:日本植生史学会(主催)・ 豊橋市自然史博物館(共催)

◆ 大会実行委員:吉川博章(委員長),西本寛,林竜馬,那須浩郎
※ 大会に関する連絡先:参加申込などに関するお問合わせは,大会実行委員会(taikai34@hisbot.jp)までお願いします。

◆ 大会プログラム
2019 年 12 月 7 日(土) 公開シンポジウム,学会賞・論文賞記念行事,懇親会
10:30-13:00 受付(玄関を入って左手、特別企画展示室前)
イントロホールにて,企画展「豊橋周辺の植物化石」を開催していますので,シンポジウム前にぜひご覧ください。観覧は無料です。

13:00-15:55 公開シンポジウム(特別企画展示室)
公開シンポジウムポスター
テーマ:「種の同定への挑戦:植物化石や植物遺体から種はどこまで認識できるのか?」
オーガナイザー:那須浩郎(岡山理科大学)・吉川博章(豊橋市自然史博物館)
趣旨:植生史研究では,過去の堆積物や考古遺跡から出土する植物の断片や印象から種を同定し,そこから過去の植生や植物利用の歴史を明らかにしている。この「種を同定する」という作業は,植生史研究の基本であり,諸データの根本を成すものである。一方,近年のDNA を用いた分子系統解析やネットワーク解析からは,形態では識別しにくい隠蔽種が存在することが報告されている。また,近縁種や栽培種/野生種の識別などにおいては,種子や花粉では確認できない形質(花のにおいや色,休眠性など)が鍵を握る場合もある。私たちは,植物化石や植物遺体の形態からどこまで種や亜種・変種を識別することができるのだろうか?今回のシンポジウムでは,改めて「種を同定するとは何か?」について議論したい。本シンポジウムにより,植物化石や植物遺体の種の同定についての認識を共有し,植生史学のさらなる発展に貢献したい。
13:00-13:05 開会挨拶
13:05-13:25 趣旨説明「植生史研究における種同定の現在と諸問題」 那須浩郎(岡山理科大学)
13:25-13:55 「現存する種子植物の種同定 ―形態とDNAからのアプローチ―」 田村 実(京都大学)
13:55-14:25 「植物化石から種をどう捉えるか?―研究の現状と課題―」 矢部 淳(国立科学博物館)
14:25-14:35 休憩
14:35-15:05 「更新世以降の化石花粉の種レベルの同定―考古遺跡や湿原から検出された種―」 吉川昌伸(古代の森研究舎)
15:05-15:55 総合討論

16:05-17:10 学会賞・論文賞記念行事(特別企画展示室)
学会賞・論文賞 表彰式
学会賞記念講演:守田益宗
学会賞記念講演:西田治文
※論文賞記念講演は8日の10:50-11:20に行います。

17:30-19:30 懇親会(豊橋市自然史博物館内自然史スクエア)
※懇親会後は職員の誘導で、のんほいパークよりご退園いただきます。
※園内が暗くなりますので、途中でのご退園はご遠慮ください。

2019 年 12 月 8 日(日)一般研究発表(口頭・ポスター),論文賞記念講演,総会
9:00-9:45 口頭発表 A「生態,古生態,環境変動」(特別企画展示室)
9:55-10:40口頭発表 C「分類・系統,生物地理」
10:50-11:20 論文賞記念講演
11:20-12:05 総会(特別企画展示室)
12:05-13:00 昼食
13:00-14:30 ポスター発表(特別企画展示室 予定)
14:30-16:55 口頭発表 B「人と植物の関係史」(特別企画展示室)

口頭発表 A「生態,古生態,環境変動」
O-01 9:00-9:15 「滋賀県犬上郡多賀町四手における古琵琶湖層群産植物化石に基づく古植生の復元」
○山川千代美・神谷悦子・多賀町古代ゾウ発掘プロジェクト
O-02 9:15-9:30 「鹿児島県国分平野における花粉分析に基づく最終氷期末期以降の植生変遷と気候変動」
〇吉田明弘・吉山一輝・森脇 広
O-03 9:30-9:45 「大微粒炭と大型植物化石から復元した極東ロシア・アムール州北部のグイマツ林の過去約1500年間の火災と植生の歴史」
○百原 新・Olga Sorokina・岩原こころ・矢野梓水・高橋輝昌・池田 駿・Semyon Bryanin

9:45-9:55(休憩)

C「分類・系統,生物地理」
O-04 9:55-10:10 「茨城県陣屋敷低湿地遺跡における縄文時代後期から弥生時代中期の植生変遷」
○能城修一・吉川昌伸・工藤雄一郎
O-05 10:10-10:25 「オニグルミとサワグルミの花粉の識別」
〇紀藤典夫・松本純奈
O-06 10:25-10:40 「キカシグサ属(ミソハギ科)の花粉形態」
上中央子

10:40-10:50(休憩)

10:50-11:20 論文賞受賞記念講演
「産状と成分からみたカラスザンショウ果実の利用法について」
〇真邉 彩・小畑弘己
「大型植物化石群から復元した北海道北部猿払川湿原群の発達過程」
矢野梓水・〇百原 新・近藤玲介・宮入陽介・重野聖之・紀藤典夫・井上 京・横田彰宏・嵯峨山積・横地 穣・横山祐典・冨士田裕子

11:20-12:05 総会

12:05-13:00(休憩・昼食)

13:00-13:30 ポスター発表
A「生態, 古生態, 環境変動」
P-01 13:00-13:02 「壮齢シラカバ林における花粉粒生産量」
清永丈太
P-02 13:02-13:04 「マツ科3属7種の花粉生産量の推定―定量的植生復元の基礎資料として―」
〇斎藤俊彦,竹谷尚樹,三宅悠平,高原 光,佐々木尚子,中村琢磨,林 竜馬,杉田真哉P-03 13:04-13:06 「完新世後期における対馬の植生と海洋環境との関係」
○右藤周悟(島根大),渡邉正巳(文化財調査コンサルタント(株)),入月俊明(島根大),藤原勇樹(島根大),瀬戸浩二(島根大),香月興太(島根大),Jin-Young Lee(KIGAM),Jaesoo Lim(KIGAM)
P-04 13:06-13:08 「植物珪酸体からみた大隅半島の台地部と山地部における鬼界カルデラ噴火後の植生」
〇林 尚輝,井上 弦,河野樹一郎,井上 淳
P-05 13:08-13:10 「蒜山地域八日市湿原周辺における植生変遷と人間活動の影響」
〇四戸莞嗣・佐々木尚子・高原 光
P-06 13:10-13:12 「愛知県豊橋市大岩町の中期更新世湖成堆積物中の大型植物化石」
吉川博章
P-07 13:12-13:14 「比叡山山麓近くの黒色土層について」
小椋 純一
B「人と植物の関係史」
P-08 13:14-13:16 「古文書料紙における植物素材の選択と変遷:陽明文庫所蔵史料と松尾大社所蔵史料を中心に」
渋谷綾子
P-09 13:16-13:18 「西太田遺跡6における建築部材の用材選択」
○高橋 敦・永井智教・横澤真一
P-10 13:18-13:20 「下末吉台地東端部における歴史生態学的研究―低地の水田景観の形成を中心に―」
〇太刀川彩子・鈴木茂・山口徹・安藤広道
P-11 13:20-13:22 「弥生時代初期の稲作に関する栽培試験」
○木村台・川島茂人・中村公人・兼近深宇
C「分類・系統, 生物地理」
P-12 13:22-13:24 「魚沼層群の下部更新統産大型菌類化石の形態と分類」
○菊地達郎・糟谷大河・百原 新
P-13 13:24-13:26 「北半球の湿潤温帯域の木本属組成を比較する」
〇大住克博・吉本新一朗
P-14 13:26-13:28 「日本列島産高木属の東アジアにおける分布をネット情報で視る」
〇吉本新一朗・大住克博

口頭発表 B「人と植物の関係史」
O-07 14:30-14:45 「The spread of barley (Hordeum vulgare) into northern Japan and its role in the hunter-gatherer economy of the Hokkaido Okhotsk culture (5th–10th century AD)」
〇Leipe, C.; Sergusheva, E.A.; Müller, S.; Spengler III, R.N.; Goslar, T.; Kato, H.; Wagner, M.; Weber, A.W.; Tarasov, P.E.v
O-08 14:45-15:00 「もう一つのコクゾウムシ入り土器」
〇小畑弘己・宮浦舞衣・中野和浩
O-09 15:00-15:15 「九州縄文時代におけるダイズ属大型化の再検討」
宮浦舞衣
O-10 15:15-15:30 「ウクライナ新石器〜青銅器時代の栽培穀物―レプリカ法調査報告(第1次調査2016〜2018)―」
○遠藤英子 那須浩郎 D. Gaskevic, O. Yanevich, M. Videiko

15:30-15:40 (休憩)

O-11 15:40-15:55 「秋吉台における森林利用とドリーネ堆積物中の植物珪酸体化石群」
○渡邉稜也・江口誠一・藏本隆博
O-12 15:55-16:10 「青森県高屋敷館遺跡のPEG処理済出土木材の酸素同位体比年輪年代測定」
○箱﨑真隆・木村淳一・木村勝彦・佐野雅規・對馬あかね・李貞・中塚武
O-13 16:10-16:25 「洞窟遺跡における植物利用:ダムジリ遺跡の事例(アゼルバイジャン)」
○赤司千恵・M.マンスーロフ・A.ゼイナロフ・西秋良宏
O-14 16:25-16:40 「長崎県伊木力遺跡から出土したモモ核の再調査」
○工藤雄一郎・水ノ江和同・百原 新・門叶秀樹・野澤哲朗
O-15 16:40-16:55 「浙江省田螺山遺跡における木製品の用材傾向―クワ属の多用とその利用法―」
〇村上由美子・鈴木三男・浦 蓉子・川崎雄一郎・鶴来航介・西原和代・山下優介・孫 国平・中村慎一

◆ 巡検(第 47 回日本植生史学会談話会):「渥美層群と東海丘陵の湿地を巡る」
内容:渥美半島の太平洋岸には、第四紀中期更新世の渥美層群が広く分布している。これらの地層からは多くの植物化石が産出し、古くから研究が行われている。この巡検では、これらの産地を巡るほか、東海丘陵要素として知られる特徴的な植物群が生育する湿地の様子を見学する。シデコブシなどの東海丘陵要素の植物群は,周伊勢湾地域の低湿地などに生育する貴重な植物群である。近年の都市開発により,分布域が減少しているが,今回はその貴重な生育地を見学し,東海丘陵要素の成り立ちや保全について考える。また、豊橋市内で、保全生態学の成果と考古学の発掘技術を融合させて、重機を使った大規模植生回復作業を行っている葦毛湿原を見学し、担当者にご案内いただく予定である。
案内人:吉川博章・松岡敬二(豊橋市自然史博物館)・贄 元洋(豊橋市文化財センター)
世話人:那須浩郎
日時:2019 年12 月9 日(月) 8:00〜17:00(集合:JR 豊橋駅8:00、解散JR 豊橋駅17:00 頃を予定)
移動方法:貸切バス
参加費:3,000 円程度(昼食代別)※人数によって変動あり
定員:25 名(参加者が少ない場合には開催できないこともあります)
申し込み期限:10 月28 日(月)(定員に達した場合は期限日よりも前に締切ることがあります)
申し込み方法:学会Web サイト「申し込みフォーム」からお申し込みください。
行き先:豊橋市内及び田原市 6〜7カ所
行程(予定)
8:00 豊橋駅集合
8:30 葦毛湿原の植生回復作業について見学
11:00 豊橋市〜田原市の太平洋岸にて渥美層群の露頭見学
12:00 昼食(田原市内 道の駅を予定)
13:30 田原市藤七原湿地などシデコブシ群落の残存分布状況を見学
17:00 豊橋駅解散

国際シンポジウム 「料紙研究×自然科学:古文書研究の新展開」のお知らせ

国際シンポジウム
「料紙研究×自然科学:古文書研究の新展開 International Study of Historical Paper
Materials: New Perspectives for Studies of Historical Materials」
日時:2019年11月23日(土・祝)10:30-16:30
会場:東京大学本郷キャンパス 山上会館大会議室
お問い合わせ:渋谷綾子(東京大学総合研究博物館) Email:sympo-washi2019@hi.u-tokyo.ac.jp

ポスター(pdf)

大阪市立自然史博物館学芸員募集のお知らせ

大阪市立自然史博物館では以下の学芸員を募集します。
※申込書類の提出期限は、令和元年10月18日(金)午後5時必着です。

地方独立行政法人大阪市博物館機構の正規職員(任期無し)となります。

・植物化石担当 1名
自然史博物館で、新生代を中心とした植物化石に関する調査・研究、資料の収集・保管、展覧会等の企画・立案・展示・撤収、普及・教育、その他館の運営に必要な業務に従事します。

・無脊椎動物化石担当 1名
自然史博物館で、主に中・古生代の無脊椎動物化石を中心とする古生物に関する調査・研究、資料の収集・保管、展覧会等の企画・立案・展示・撤収、普及・教育、その他館の運営に必要な業務に従事します。

応募要項・選考スケジュール・応募方法など詳細は
地方独立行政法人大阪市博物館機構 ホームページ
https://ocm.osaka/recruit/2166/
をご参照ください。

■申込書類の提出期限は、令和元年10月18日(金)午後5時必着です。
※消印有効ではありません。
※令和元年10月17日(木)及び18日(金)の午前9時から午後5時までは、持参による申込みも受け付けます。

ご応募をお待ちしております。

第34回日本植生史学会大会のご案内(第2報)

第34 回日本植生史学会大会を下記の要領で開催します。
大会参加・一般発表の申し込みは,「大会申し込みフォーム」からお申し込みください。発表申し込み締切は10 月 14 日(月)です。

事前申し込みがない場合,会場への来場が有料(600円)となります。
参加のみの方にも事前申し込みをお勧めします。

◆ 日時

2019年

12月6 日(金)午後:幹事会

12月7 日(土)午前:評議員会 午後:公開シンポジウム,学会賞・論文賞記念行事,懇親会

12月8 日(日)一般研究発表(口頭・ポスター),総会

12月9 日(月)巡検(第47 回日本植生史学会談話会)

◆ 会場:豊橋市自然史博物館

〒441-3147 愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238(豊橋総合動植物公園のんほいパーク内)

http://www.toyohaku.gr.jp/sizensi/02annai/riyou2.html

アクセス:JR豊橋駅から東海道本線浜松方面行きの電車で『JR二川駅』で下車

JR二川駅南口より総合動植物公園東門を経由して自然史博物館まで徒歩約15分

懇親会:豊橋市自然史博物館内自然史スクエア

宿泊:各自でお早めにご予約ください。大会会場周辺には宿泊施設がなく,豊橋駅周辺にあります。

◆ 費用 (当日徴収)
参加費(要旨集代を含む):一般会員・シニア会員 3,000 円,学生会員 1,000 円,非会員 4,000 円
(公開シンポジウムのみの参加費は無料ですが,事前申し込みが必要となります。要旨集代は別途)

のんほいパーク入園料:事前に参加申し込みいただいた方は無料となります。
のんほいパーク入園の際は,「植生史学会参加」の旨を告げてご入園ください。
また,車での来場には駐車場料金:1 回 200 円が必要です。

懇親会費:一般会員・シニア会員 6,000 円,学生会員 3,000 円,非会員 6,000 円

◆ 主催・共催:日本植生史学会(主催)・ 豊橋市自然史博物館(共催)

◆ 大会実行委員:吉川博章(委員長),西本寛,那須浩郎,林竜馬

◆ 一般研究発表,大会参加,懇親会,巡検の申込期限

一般研究発表・要旨提出:10 月 14 日(月)
巡検: 10 月 28 日(月)
大会・懇親会:11 月 11 日(月)

大会に参加のみの方も申し込みフォームからの事前申し込みをお願いします。
当日参加も可能ですが,のんほいパーク入園料が必要となります。

公開シンポジウムのみの参加は,会員・非会員問わず,豊橋市自然史博物館に電話(0532-41-4747)またはメール (sizensi@toyohaku.gr.jp)でお申し込みください。メールでの申し込みの場合は,メールタイトルを『「12/8 公開シンポジウム-種の同定への挑戦」参加申し込み』とし、1.氏名,2.住所,3.電話番号を明記して下さい。
当日参加も可能ですが,のんほいパーク入園料が必要となります。

※ 大会に関する連絡先:参加申込や要旨作成などに関するお問合わせは,大会実行委員会(taikai34@hisbot.jp)までお願いします。

◆ 申込方法と発表要領
学会 Web サイトの「大会情報」(http://hisbot.jp/meetings/upcomingmeeting)にある『申し込みフォーム』に以下の事項を記入しお申込み下さい。

1氏名・所属,2連絡先(住所,電話番号,電子メールアドレス),3会員種別(一般会員/学生会員/非会員), 4懇親会の参加/不参加,5巡検の参加/不参加,6一般研究発表の有無。

一般研究発表をされる方は,次の項目もご記入いただき,講演要旨の PDF ファイルを大会実行委員会(taikai34@hisbot.jp) にメールで 10 月 14 日までに送付下さい。メールタイトルは「植生史学会講演要旨」として下さい。

7発表形式(口頭/ポスター),8発表タイトル,9氏名・所属(連名の場合,発表者の左側に○印を付ける:申込 者が非会員の場合,連名の会員の方の氏名を記入する),10優秀発表賞審査対象者の該当,11発表分野(A「生態,古 生態,環境変動」/B「人と植物の関係史」/C「分類・系統,生物地理」)

※一般研究発表については,申込時の内容でプログラムを作成しますので,その後の発表タイトルなどの変更は受付けません。

要旨執筆要領
一般研究発表の要旨を以下の執筆要領に従い作成し,その PDFファイルを第34回大会実行委員会の電子メールアドレ ス(taikai34@hisbot.jp)に送付して下さい(MS-Word など他の形式のファイルは不可)。
執筆要領に沿っていない要旨は受け付けできませんのでご注意ください。
1.原稿サイズは A4(縦置き・横書き)で,2 ページ以内とする。
2.原稿には上下 3cm ずつ,左右 2.5cm ずつの余白を取る。
3.原稿の行数および1行の文字数は自由だが,1 ページあたり 38 行×45 文字程度を目安とする。
4.要旨中に図表を挿入しても良い。ただし,600dpi のモノクロ印刷で判読が可能なものに限る。
5.提出する PDF ファイルのサイズは 3.0MB以内とする。
6.提出する PDF ファイルは Adobe Acrobat Reader で表示および印刷できるものとする。
7.要旨集の編集作業を行うため,提出する PDFファイルにパスワードなどのセキュリティ設定をしない。
「印刷」,「テキストとグラフィックの選択」,「文章の変更」,「注釈とフォームフィールドの追加と変更」など は“許可”にする。
8.提出された原稿はそのままモノクロ印刷するため,作成した PDFファイルを各自で印刷し,文字や図表に充分な解像度があるか,文字化けなどがないかを提出前に必ず確認する。

一般研究発表要領
口頭発表:時間は質疑応答を含め 15 分です。発表の際はパワーポイントをご使用下さい。会場には、Windows 端末のみを準備する予定です。Macユーザーの方は各自でご用意ください。

ポスター発表:ポスターボードは,幅 85cm,高さ 120cm(A0 縦対応)を用意します。ポスター発表者はコアタイム開始時に,番号順にポスター前で 2 分間の説明を予定しています。
※申込み多数の場合,口頭発表/ポスター発表の変更をお願いすることもあります。

優秀発表賞について
大会における若手研究者の優秀な発表を優秀発表賞として表彰しています。賞の趣旨・内容と審査対象者については以下の通りです。
1.優秀発表賞の趣旨 日本植生史学会大会での若手研究者の積極的な研究発表と,植生史研究への投稿を促進することを目的として,大会での口頭発表,ポスター発表に対して賞を授与する。
2.賞の内容と副賞 優秀発表賞の受賞者は大会終了後に通知し,表彰状を授与する。また,大会終了後1年以内に当該発表を植生史研究に投稿した場合,副賞を授与する。
3.審査対象 発表者(筆頭者)が大学生・大学院生,もしくは大学卒業後または大学院(修士課程もしくは博士課程)修了後5年未満の会員に限る。

◆ 公開シンポジウム:「種の同定への挑戦:植物化石や植物遺体から種はどこまで認識できるのか?」
12 月 7 日(土)13:00〜15:55

オーガナイザー:那須浩郎(岡山理科大学)・吉川博章(豊橋市自然史博物館)

趣旨:植生史研究では,過去の堆積物や考古遺跡から出土する植物の断片や印象から種を同定し,そこから過去の植 生や植物利用の歴史を明らかにしている。この「種を同定する」という作業は,植生史研究の基本であり,諸データの根本を成すものである。一方,近年のDNAを用いた分子系統解析やネットワーク解析からは,形態では識別しにくい隠蔽種が存在することが報告されている。また,近縁種や栽培種/野生種の識別などにおいては,種子や花粉では 確認できない形質(花のにおいや色,休眠性など)が鍵を握る場合もある。私たちは,植物化石や植物遺体の形態からどこまで種や亜種・変種を識別することができるのだろうか?今回のシンポジウムでは,改めて「種を同定するとは何か?」について議論したい。本シンポジウムにより,植物化石や植物遺体の種の同定についての認識を共有し,植生史学のさらなる発展に貢献したい。

13:00-13:05 開会挨拶
13:05-13:25 趣旨説明「植生史研究における種同定の現在と諸問題(仮)」 那須浩郎(岡山理科大学)
13:25-13:55 「現在の植物分類学における種同定について(仮)」 田村 実(京都大学)
13:55-14:25 「新第三紀以前の植物化石の種同定について(仮)」 矢部 淳(国立科学博物館)
14:25-14:35 休憩
14:35-15:05 「更新世以降の化石花粉の種同定について(仮)」 吉川昌伸(古代の森研究舎)
15:05-15:55 総合討論

◆ 巡検(第 47 回日本植生史学会談話会):「渥美層群と東海丘陵の湿地を巡る」
内容:渥美半島の太平洋岸には,第四紀中期更新世の渥美層群が広く分布している。これらの地層からは多くの植物化石が産出し,古くから研究が行われている。この巡検では,これらの産地を巡るほか,東海丘陵要素として知られる特徴的な植物群が生育する湿地の様子を見学する。シデコブシなどの東海丘陵要素の植物群は,周伊勢湾地域の低湿地などに生育する貴重な植物群である。近年の都市開発により,分布域が減少しているが,今回はその貴重な生育地を見学し,東海丘陵要素の成り立ちや保全について考える。また、豊橋市内で,保全生態学の成果と考古学の発掘技術を融合させて,重機を使った大規模植生回復作業を行っている葦毛湿原を見学し,担当者にご案内をしていただく予定である。

案内人:吉川博章・松岡敬二(豊橋市自然史博物館)・贄 元洋(豊橋市文化財センター) 世話人:那須浩郎,林 竜馬

日時:2019年12月9日(月) 8:00〜17:00(集合:JR豊橋駅8:00、解散JR豊橋駅17:00頃を予定) 移動方法:貸切バス

参加費:3,000 円程度(昼食代別) ※人数によって変動あり

定員:25 名(参加者が少ない場合には開催できないこともあります)

申し込み期限:10 月 28 日(月)(定員に達した場合は期限日よりも前に締切ることがあります) 申し込み方法:学会 Web サイト「申し込みフォーム」からお申し込みください。

行き先:豊橋市内及び田原市 6〜7カ所

行程(予定)
8:00 豊橋駅集合
8:30 葦毛湿原の植生回復作業について見学
11:00 豊橋市〜田原市の太平洋岸にて渥美層群の露頭見学
12:00 昼食(田原市内 道の駅を予定)
13:30 田原市藤七原湿地などシデコブシ群落の残存分布状況を見学
17:00 豊橋駅解散

藤原ナチュラルヒストリー振興財団 学術研究助成のお知らせ

公益財団法人藤原ナチュラルヒストリー振興財団が,ナチュラルヒストリーの研究(今年度は非動物(地学・植物)の研究)を対象として募集を行っています。
詳細は,http://fujiwara-nh.or.jp/ をご覧下さい.

趣旨:近年、「ナチュラルヒストリー」の研究に対する助成も漸く活発になりつつありますが、その研究は多岐にわたっており、助成は必ずしも十分とはいえません。当財団は、このような状況を考慮し、ナチュラルヒストリーの研究を行っている研究者または研究グループに助成を行うことによって、ナチュラルヒストリーに関する研究の益々の発展に寄与しようとするものであります。

また、選考は特に他の機関から助成されにくい研究者を優先します。
締切:2019年9月1日(日) 当日消印有効

第12期会長選挙・評議員選挙の結果報告

2019年6月13日に開票した選挙結果に基づき、以下の皆様が第12期会長および評議員として決定しましたのでお知らせいたします。
任期は、2019年10月1日から2021年9月30日までです。

新会長
能城修一氏

新評議員(五十音順)
佐々木由香氏
高原 光氏
百原 新氏
守田益宗氏

選挙管理委員長 小椋純一