第 49回日本植生史学会談話会のご案内

第49回日本植生史学会談話会を下記の要領で開催します。

講習会:オンライン花粉化石勉強会

内容:堆積物や遺跡から産出する花粉化石のオンライン勉強会を開催します。

花粉化石・パリノモルフ(有機質微化石)の同定について、顕微鏡画面を共有できるオンラインのメリットを活かした勉強会を開催します。
顕微鏡画面をオンラインで共有しながら、基本的な花粉種の特徴や同定の際のポイント、コツ等を共有する場にできればと考えています。
また、花粉スライドの中に共在する、水生パリノモルフ (水生生物由来の有機質遺骸)の種類について、専門の若手研究者から解説してもらうことも予定しています。
経験のある方や熟練者の方だけでなく,これから花粉分析をはじめたい方や、少しでも興味がある方も含め,幅広い分野の皆様の参加を歓迎します。
同定に至るまでの論理的な思考を養うトレーニングにもなりますし,写真撮影の仕方などの研究のコツも情報交換できればと考えています。この機会にぜひご参加ください。

◆ 講師:藤木利之(岡山理科大学)、講師補助:林 竜馬(琵琶湖博物館)

◆ 日時:2021 年 12 月18日(土) 13:30~17:00

13:30~14:30 <初級編>主要花粉の形態と同定のコツ(藤木・林)
14:30~15:00 <中級編>パリノモルフの種類と形態(島根大:安藤卓人氏)
15:30~16:30 <上級編>気になる花粉を語ろう
*さまざまな花粉スライドを実際に観察しながら情報共有をしたいと思います。
*勉強会で一緒に議論してほしい花粉等のある方は事前に相談してください。

16:30~17:00 フリーディスカッション
17:00~18:00 談話会
*参加自由の懇親会です。時間が足りない方は各自二次会等を準備ください。

◆ 開催方法:
Zoomを利用したオンラインでの開催です。
勉強会で観察してほしい花粉等がありましたら、事前にお伝えください。
同定の材料の無い方の参加も歓迎いたします。

◆ 主催:日本植生史学会

◆ 定員:特にありませんが,観察希望の花粉等が多い場合は調整します。

◆ 参加費:無料

◆ 参加資格:どなたでも参加できます。植生史学会会員以外でも、花粉化石に興味のある方は参加可能。
ただし、この機会に植生史学会への入会をご検討ください。入会案内はこちら

◆ 申込方法:下記の申込フォームからお申し込み下さい。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSecfcAiqLJR4a15Gj_XZ2UXaaol6ZpQZwSO5WjhrcVWy-5yvw/viewform?usp=sf_link

◆ 申込締め切り: 12月10日(金)までにお申し込みください。

第36回大会の優秀発表賞の受賞者

第36回大会の優秀発表賞の受賞者が決定しました。
選考委員会(委員長 江口誠一評議員)で厳正に審査した結果,以下の2件を受賞とすることに決定いたしました。受賞者の方々おめでとうございます。

P-07 〇平岡 和・那須浩郎・金子明裕
「縄文時代におけるニワトコ属果実の用途の推定」

P-10 〇設樂拓人・松井哲哉・津山幾太郎・百原 新
「北東アジアにおける最終氷期の遺存樹木 3 種の種分布モデリングによる分布変遷の推定」

第13回日本植生史学会「奨励賞」候補者募集のお知らせ

日本植生史学会表彰規程に則り、第13回奨励賞の候補者を募集いたします。候補者は自薦・他薦を問いませんので、奮ってご応募下さい。

(1)候補者の要件
・植生史学の分野で優れた研究を行い、将来の発展に貢献すると期待される会員。
・公示日(第13回は2021年10月31日)において、40歳未満の会員。
・本学会誌の原著論文または総説に第1著者として1編以上の論文が掲載され、かつ本学会年度大会で第1著者として口頭発表,ポスター発表またはシンポジウム発表のいずれかを行った実績のある会員。

(2)応募方法
所定の応募用紙に必要事項を記入のうえ、学会事務局まで電子メールか郵送で送付してください。応募締め切りは、2022年4月30日(必着)とします。応募用紙は、学会ホームページからダウンロードできます。応募用紙に記載された個人情報は、奨励賞選考以外の目的では使用しません。審査終了後は速やかに破棄し、応募者への返却は行いません。

応募用紙のダウンロードはこちら
送付先メールアドレス hbmain@hisbot.jp
送付先住所
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
京都大学総合博物館
日本植生史学会 庶務幹事 村上由美子

(3)審査方法
奨励賞審査委員会により、植生史学会での業績だけでなく、他学会や国際的に公表された論文、研究発表に対する業績の内容を総合的に判断します。審査委員会は、受賞者を2022年7月末日までに決定し、総会にて報告します。なお受賞者には、年度大会で受賞記念講演を行っていただきます。受賞者には、表彰状および副賞として研究奨励費が授与されます。

第36回大会最終報ML配信のお知らせ

第36回大会案内の最終報をMLで配信いたしました。
PDFはこちら

今年の大会は,山梨の帝京大学文化財研究所とオンラインでのハイブリッド形式で実施します。
会場参加もまだ余裕がございますので,お早目の参加登録をよろしくお願い致します。
参加申込締め切りは10月22日(金)です。参加費は無料です。
参加申込フォーム
http://hisbot2021.main.jp/form/

第13期会長選挙・評議員選挙の結果報告

2021年8月12日に開票した選挙結果に基づき、以下の皆様が第13期会長および評議員として決定しましたのでお知らせいたします。任期は、2021年10月1日から2023年9月30日までです。

新会長
能城修一氏

新評議員(五十音順) 
江口誠一氏
那須浩郎氏
百原 新氏
矢部 淳氏

選挙管理委員長 山崎 健

第36回大会第2報ML配信のお知らせ

ニュースレターに先駆け、第36回大会の第2報をMLで配信いたしました。

第36回日本植生史学会大会は現地会場とオンラインによるハイブリッド方式での開催を行うべく準備を進めています。しかしながら,新型コロナウイルスの感染状況次第では,全てオンラインでの開催に変更する可能性があります。会員の皆様には学会ホームページ上の大会案内の告知にご注意いただく様に重ねてお願い申し上げます。

第36回日本植生史学会大会HP
http://hisbot2021.main.jp/

第36回大会第2報はこちらからもご覧いただけます。

第四紀学会シンポジウム「近畿における歴史時代の自然環境」のお知らせ

日本第四紀学会では2021年大会(8月27日~29日)においてオンラインでのシンポジウム「近畿における歴史時代の自然環境」を8月29日午前(10:00~12:15)に開催いたします。
オンライン大会のため,会員・非会員問わず大会への参加費は無料となっております(公開シンポジウムのみ参加の方も大会への参加登録が必要)。
参加希望の方は以下のサイトから参加申し込み下さい。(参加申し込み締め切り:8月20日(金)17:00)
https://sites.google.com/view/2021jaqua/2021大会/参加者登録

植生史学会会員の方も多数発表されますので,是非ともご参加いただければと思います。

<内容>
人類誕生から現在まで、自然環境や自然資源は時代により様々な用途や目的に人類
によって利用されてきました。こうした中で、歴史時代は自然環境に人類が大きく
影響を与える以前と都市文明が発達した現代の間に位置し、自然利用や自然改変の
規模・利用法が大きく変化した時代にあたります。本シンポジウムでは古くから
政治や文化の中心であった近畿地方の歴史時代の遺跡などの資料を中心に、地形や
地質などを含めた自然環境や自然資源を人々がどのように利用してきたのか、ま
たそれぞれの時代の自然環境などについて様々な視点から紹介したいと思います。
・大阪府淀川低地にみられる河川配置と古代の耕地開発 別所秀高
・遺跡の花粉分析データからみた奈良県北部の植生変遷 上中央子
・滋賀県の遺跡花粉データベースからみる地域・集落スケール植生景観の変遷史 林 竜馬
・遺跡出土木製品からみた歴史時代の木材利用―近畿における植生への影響― 村上由美子
・考古遺跡からみえる動物利用の変遷 丸山真史
・累積性土壌の植物珪酸体と微粒炭から見た近畿地方の草原と山焼きの歴史 林 尚輝・井上 淳
・大阪城本丸地区の自然地盤と盛土地盤 三田村宗樹

国立科学博物館 特別展「植物 地球を支える仲間たち」開幕のお知らせ

国立科学博物館上野本館(東京都台東区)において、
特別展「植物 地球を支える仲間たち」が開幕しました!(会期:7/10-9/20)

「植物はどのように進化してきたか?」では植物化石の展示もあり
2018年に報告された最古の大型植物化石Cooksonia barrandeiのホロタイプも展示されています。
ぜひ、お見逃しなく!

来館には事前予約が必要です。公式HP(https://plants.exhibit.jp/)をチェックしてください。