第31回大会を2016年11月18日-20日、専修大学にて開催しました。
日時
2016年
11月18日(金)午後:幹事会
11月19日(土)午前:幹事会・評議員会
午後:記念シンポジウム・懇親会(記念祝賀会)
11月20日(日)一般研究発表(口頭 / ポスター)・総会
会場
大会会場:専修大学生田キャンパス10号館1階10102教室
懇親会(創立30周年祝賀会)会場:専修大学生田キャンパス10号館4階・学生ラウンジ
〒214-8580 神奈川県川崎市多摩区東三田2-1-1
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/profile/access/ikuta_campus.html
アクセス
向ヶ丘遊園駅(小田急線)南口より徒歩約15分
向ヶ丘遊園駅(小田急線)北口よりバスで約10分
(向ヶ丘遊園駅へは,新宿駅より小田急線急行で約20分)
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/profile/access.html#ikuta
「専修大学9号館」行のバスは終点で下車して下さい。「専修大学前」行,
「聖マリアンナ医科大学」行,「あざみ野」行のバスは「専修大学120年記念館前」で下車して下さい。
キャンパスマップとバス停の位置http://www.senshu-u.ac.jp/library/00_spdata/koho/univguide/campus_info/campus_map_ikuta.pdf
費用 (当日徴収)
参加費(要旨集代を含む):一般会員3,000円,学生会員1,000円,非会員3,000円
懇親会費:一般会員6,000円,学生会員3,000円,非会員6,000円
宿泊:各自でお早目にご予約ください。大会会場の専修大学生田キャンパス(向ヶ丘遊園駅)周辺には宿泊施設が少なくなっております。新宿駅周辺や町田駅周辺など,小田急線沿線に宿泊されると便利です。
主催:日本植生史学会
大会実行委員:高岡貞夫(実行委員長)・苅谷愛彦・吉田圭一郎・一木絵理・田代 崇・江口誠一・星野安治
記念事業実行委員:辻誠一郎(委員長)・高岡貞夫・井上 淳・佐々木由香・那須浩郎・吉田明弘・江口誠一・星野安治
大会に関する連絡先:大会に関するお問合せは,大会実行委員会(taikai31@hisbot.jp)までお願いします。
大会プログラム
11月19日(土)日本植生史学会創立30周年記念シンポジウム,懇親会(創立30周年祝賀会)
13:00~13:30 受付(専修大学生田キャンパス10号館1階10102教室)
13:30~18:00 日本植生史学会創立30周年記念シンポジウム『植生史研究のこれまでとこれから』(公開)
趣旨説明 13:30~13:40 辻 誠一郎(東京大学)
パート1 13:40~15:40
話題1 花粉分析による植生史研究と今後の課題 高原 光(京都府立大学)
話題2 大型植物化石による植生史研究の成果と今後の課題 百原 新(千葉大学)
話題3 この30年の木材遺体研究の展開と展望 能城 修一(森林総合研究所)
パート2 16:00~18:00
パネルディスカッション「多様化する植生史研究」
コーディネーター・司会 鈴木 三男(東北大学名誉教授)
パネラー
矢部 淳(国立科学博物館)
鈴木 伸哉(東京都埋蔵文化財センター)
佐々木 由香(パレオ・ラボ)
吉田 明弘(鹿児島大学)
工藤 雄一郎(国立歴史民俗博物館)
那須 浩郎(総合研究大学院大学)
18:30~20:30 懇親会(創立30周年祝賀会:専修大学生田キャンパス10号館4階・学生ラウンジ)
11月20日(日)一般研究発表(口頭・ポスター),総会
9:00 ~10:40 口頭発表B-1,B-2(10号館1階10102教室)
10:40~11:50 総会(10号館1階10102教室)
11:50~12:40 昼食
12:40~14:10 ポスター発表(12:40~13:25 奇数番号,13:25~14:10 偶数番号:10号館1階ゼミ101A・ゼミ101B)
14:20~16:00 口頭発表C,A-1,A-2(10号館1階10102教室)
口頭発表B-1「人と植物の関係史」 座長:佐々木 由香(パレオ・ラボ)
O-01 9:00 ○星野 安治,浦 蓉子,山本 祥隆(奈良文化財研究所):年輪年代学的手法を用いた小型木製品の検討-平城宮・京跡出土斎串および木簡の事例-
O-02 9:15 ○箱崎 真隆(国立歴史民俗博物館),木村 勝彦(福島大学),佐野 雅規,對馬 あかね,李 貞(総合地球環境学研究所),木村 淳一(青森市教育委員会),小林 謙一(中央大学),中塚 武(総合地球環境学研究所):年輪酸素同位体比にもとづく青森市石江遺跡群の古代~中世の出土材の年輪年代測定
O-03 9:30 ○工藤 雄一郎(国立歴史民俗博物館),鈴木 三男(東北大学),能城 修一(森林総合研究所),鯵本 眞友美(福井県立若狭歴史博物館),網谷 克彦(福井陶芸館):福井県鳥浜貝塚から出土した縄文時代草創期および早期のクリ材の年代
9:45~9:55 休憩
口頭発表B-2「人と植物の関係史」 座長:荒川 隆史(新潟県埋蔵文化財事業団)
O-04 9:55 ○安 昭炫(パレオ・ラボ),安 鉉重(全北文化財研究院):韓国碧骨堤(Byeokgolje)堤防遺構の敷葉工法に用いられた植物体の検討
O-05 10:10 ○渋谷 綾子(国立歴史民俗博物館),三宅 裕(筑波大学),近藤 修,澤藤 りかい(東京大学):ハッサンケイフ・ホユック遺跡から出土した石器と人骨の歯石に対する残存デンプン粒分析
O-06 10:25 井上 淳(大阪市立大学):炭化木片の反射率から推定した弥生時代の焼失住居の燃焼温度
10:40~11:50 総会(10号館1階10102教室)
11:50~12:40 昼食
12:40~14:10 ポスター発表(12:40~13:25 奇数番号,13:25~14:10 偶数番号:10号館1階ゼミ101A・ゼミ101B)
ポスター発表A「生態, 古生態, 環境変動」
P-01 ○高岡 貞夫,苅谷 愛彦(専修大学):山地における地形発達過程と現存植生の中に認められる植生形成過程
P-02 ○苅谷 愛彦,高岡 貞夫(専修大学):北アルプスの高山帯・亜高山帯における線状凹地埋積物を用いた植生史研究
P-03 清永 丈太(東京都):樹高・直径の小さい壮齢スギ人工林における花粉生産量
P-04 ○嶋田 美咲,高原 光(京都府立大学),原口 強(大阪市立大学),吉永 佑一(防災地質研究所):鹿児島県甑島中山堆積物の花粉分析に基づく過去7000年間の植生変遷
P-05 ○柴崎 大樹,高原 光,佐々木 尚子(京都府立大学),河野 樹一郎(西日本技術開発),山川 千代美(琵琶湖博物館):比良山系蓬莱山稜線部における植生変遷とササ草原の成立過程-小女郎ヶ池堆積物の古生態学的分析に基づく検討-
P-06 ○江口 誠一,渡邉 稜也,田代 崇(日本大学),藏本 隆博(秋吉台博物館):秋吉台上の大シブリ・ドリーネ堆積物から産出した植物珪酸体化石群
P-07 ○矢野 梓水,百原 新(千葉大学),近藤 玲介(皇學館大学),宮入 陽介(東京大学),紀藤 典夫(北海道教育大学),井上 京(北海道大学),横山 祐典(東京大学),冨士田 裕子(北海道大学):大型植物遺体群から復元した北海道北部猿払川湿原群の発達過程
P-08 ○ Yuqing Wang, Arata Momohara (Chiba University), Zhekun Zhou (Chinese Academy of Sciences) : Evolutionary History of Atmospheric CO2 during the Late Cenozoic from Fossilized Metasequoia Needles
P-09 ○塚腰 実,○三井 聖子(大阪市立自然史博物館):現生メタセコイアの生態-発芽・実生・海水耐性・挿し木の特性
P-10 ○尾本 雄道,伊藤 駿,木村 勝彦(福島大学),屋代 忠幸(関東森林管理局),佐野 雅規,李 貞,中塚 武(総合地球環境学研究所):現生木を用いた年輪酸素同位体比の地域差違の検討
P-11 ○齋藤 颯人,木村 勝彦(福島大学):年輪酸素同位体比分析を用いた新潟県姫御前遺跡出土埋没林の年輪年代学的研究
ポスター発表B「人と植物の関係史」
P-12 ○高橋 敦(パリノ・サーヴェイ),桃井 宏和(元興寺文化財研究所),久保 光徳(千葉大学):木製民具の用材選択(2)
P-13 ○安 鉉重(全北文化財研究院),パレオ・ラボ:韓国碧骨堤(Byeokgolje)堤防遺跡の調査成果と植生史学的意義
P-14 ○遠藤 英子(明治大学),福田 正宏(九州大学),那須 浩郎(総合研究大学院大学),國木田 大(東京大学),オクサナ ヤンシナ(ロシア科学アカデミー),ワレリー デリューギン(ウラジオストック国立経済サービス大学),マクシム ゴルシュコフ,エカテリーナ シャポワロワ(N.I.グロデコフ名称ハバロフスク地方郷土誌博物館):アムール川流域古金属器時代の雑穀栽培
P-15 目黒 まゆ美(明治大学):縄文時代のオニグルミからみる核のサイズ変化
P-16 小畑 弘己(熊本大学):サクランボは食べなかった?チンギス・カン-モンゴル・アウラガ遺跡2015年出土バラ科果実の訂正および再同定-
P-17 ○佐々木 由香(パレオ・ラボ),山本 華(早稲田大学),大網 信良(東京都埋蔵文化財センター),西野雅人(千葉市埋蔵文化財センター):千葉県加曽利貝塚の土器圧痕から見た縄文時代中~晩期の植物資源利用
P-18 ○荒川 隆史(新潟県埋蔵文化財事業団),木村 勝彦(福島大学):縄文時代晩期の越後平野における集落の形成・移動・回帰とクリ利用システム
14:10~14:20 休憩
口頭発表C「分類・系統,生物地理」,A-1「生態, 古生態, 環境変動」 座長:清永 丈太(東京都)
O-07 14:20 ○伊藤 彩乃(緑生研究所),百原 新(千葉大学):葉および殻斗化石の形態に基づいた後期中新世以降のムカシブナからブナへの分化プロセス
O-08 14:35 ○西内 李佳,百原 新(千葉大学),塚腰 実(大阪市立自然史博物館):三木茂大型植物化石標本とそこから採取した花粉化石に基づく最終氷期最寒冷期の中国地方北西部の針葉樹林の復元
O-09 14:50 ○紀藤 典夫,野崎 匠(北海道教育大学),矢野 梓水,百原 新(千葉大学),近藤 玲介(皇學館大学),井上 京,冨士田 裕子(北海道大学):猿払川湿原におけるアカエゾマツ林の形成
15:05~15:15 休憩
口頭発表A-2「生態, 古生態, 環境変動」 座長:塚腰 実(大阪市立自然史博物館)
O-10 15:15 吉田 明弘(鹿児島大学):完新世の北海道渡島半島におけるブナ林の分布拡大
O-11 15:30 小椋 純一(京都精華大学):山火事跡地に残された微粒炭等炭化物と燃えた植生との関係について
O-12 15:45 伊藤 翔,○木村 勝彦(福島大学),齋藤 一樹(にかほ市象潟郷土資料館),栗本 康司(秋田県立大学),大山 幹成(東北大学),荒川 隆史(新潟県埋蔵文化財調査事業団),佐野 雅規,李 貞,中塚 武(総合地球環境学研究所):鳥海山のBC466岩屑なだれ堆積物から出土した広葉樹主体の埋没林の詳細な暦年代決定に基づく復元