2012年11月24日-25日に第35回日本植生史学会談話会を開催しました。参加者は30名でした。
テーマ
佐渡の天然スギ
内容
佐渡島は、暖温帯と冷温帯の境界線に位置する植物の種多様性の高い島であり、能登や隠岐と並び、多くの絶滅危惧生物の生息地でもあります。佐渡島は、島が形成される過程でそもそも本州と接続したことがあるのかどうか、また、生物の移入がどのタイミングで起こったのかなど不明点が非常に多く、地学的側面と生物学的側面の双 方から研究の進展が望まれています。花粉分析情報の充実も大きな課題となっています。新潟大学は、この島に演習林、臨海実験所、朱鷺・自然再生学研究センターの3つのフィールド研究拠点を集中させており、それぞれが山・海・里地を担当していますが、今回は演習林の林齢500年を超えるスギの天然林を中心に佐渡の生物相の謎についてご紹介します。
世話人
本間航介, 荒川隆史, 渡邊裕之
日程
11月24日(土)大会終了後出発(17時頃)-夕食(船内)-佐渡両津港泊
11月25日(日)巡検:新潟大学演習林・佐渡博物館, 夕方 新潟港解散(新潟港着18:35予定)
参加費
20,000円-22,000円程度(3食付き・カーフェリー利用)