第40回日本植生史学会巡検・第54回日本植生史学会談話会
「岡山の花崗岩植生と古代山城」
※定員が20名(先着順)となっておりますので,お早めにお申し込みください。
今回の巡検では,岡山県総社市の鬼城山(鬼ノ城)と瀬戸内海沿岸の児島半島を訪れ,岡山県に特徴的な花崗岩地形に分布する植生と古代山城を観察します。
案内者:太田謙・那須浩郎(岡山理科大学)
<見どころ>
・鬼城山の頂上には鬼ノ城と呼ばれる古代山城(7世紀後半~8世紀)があります。花崗岩を使った土塁や石垣による城壁が作られた防衛施設です。桃太郎伝説では,鬼(温羅)の城だと考えられています。鬼ノ城を巡りながら花崗岩地形に発達するアカマツ天然林や湿地を観察します。
https://www1.ous.ac.jp/garden/hada/thema/vegetationoka/kibiplateaou/kinojyou/kinojyou.htm
・鬼城山の麓の扇状地には,珍しいシリブカガシの優占林が発達しています。花崗岩地形とシリブカガシの分布の様子を観察します。
https://www1.ous.ac.jp/garden/hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/fagaceae/siribukagasi/siribukagasi.htm
・児島半島では,瀬戸内海沿岸の花崗岩地形と植生を観察します。この地域は,かつて禿山だった地域であり,1970年代に階段工による植林によって植生が回復しました。しかし,山火事が多く発生する地域であり,昨年発生した山火事では550ヘクタールもの範囲が焼失しました。瀬戸内海沿岸の花崗岩地形に発達した植生の特徴を観察し,山火事後の植生の回復状況や階段工による植林の痕跡等を観察します。瀬戸内海の眺望も見どころです。
https://www1.ous.ac.jp/garden/hada/thema/vegetationoka/coastal/tamano/tamano.htm
日時:2025年12月1日(月)8:00~18:00(予定)
集合・解散場所:岡山市営駅南駐車場(https://maps.app.goo.gl/9gKFcuwzjLPAhj7v9)
交通手段:道が狭いためマイクロバスを使用します。スーツケースなどの大きな荷物は岡山駅のコインロッカーなどに預けてください。
注意事項:鬼城山では1時間以上の山歩きを行います。滑りやすい箇所もあります。足元のしっかりした靴でご参加ください。飲み物は各自でご持参ください。雨天決行ですのでレインコートなどの雨具をご持参ください。なお,荒天の場合はルート変更や中止することもあります。
参加費:8,000円(昼食代・保険代込み)
定員:20名(先着順)
最少催行人数:10名
申込締切:11月4日(火)
申込フォーム:以下のフォームからお申込みください。
https://forms.gle/o4iwz59QeAezSEEC6