INQUA名古屋大会2015におけるセッション提案募集のお知らせ

国際第四紀学連合 (INQUA)の第19回大会が,2015年に名古屋で開催されます。アジアで2回目,日本で初めてのINQUA大会の開催になります。4年に1回開催される本大会では,現在を含めた過去260万年間の第四紀に関する幅広い分野の研究発表が行われ,1000名を超える参加が見込まれています。大会は,2015年7月27日から8月2日まで,名古屋国際会議場で開催されます。

第19回 INQUA名古屋大会のセッションの募集が始まりました。申し込みの締め切りは2014年3月末で,末尾の様式に記載された必要事項を下記のセッション送付先のメールアドレスまでお送りください。INQUA名古屋大会では、約80から100のセッションを予定しています。今回の公募で提案されたセッションは,締め切り後に取りまとめられ,科学プログラム委員会で検討されます。セッション数が多い場合や似通ったセッションの場合は,統合などを含めた調整が行われ,最終セッション構成が決められます。口頭発表は部屋数に制限があるため口頭発表のセッション数は限られますが,ポスターのみのセッション構成も可能です。

研究成果を世界に発信できる機会であり,海外の研究者との交流や情報交換を行う又と無い機会ですので,皆様からの多数の提案,また参加をお待ちしています。
INQUAのセッションは,INQUAが行っている5つの委員会に対応されることが義務づけられています。各委員会の概要を以下に示します。提案するセッションが,どの委員会の活動と関連しているかの判断が難しい場合や,日本開催に関連しての地域性や特殊性に関連するセッションを申請希望の場合は,事務局までご相談下さい。

公募案内のウェブサイト:http://inqua2015.jp
セッションの送付先:session-proposal(at)inqua2015.jp
INQUAの委員会に関する情報: http://www.inqua.org/commissions.html
本件に関する問い合わせ先:名古屋大会事務局: 2015inqua-sec-ml(at)aist.go.jp,
小野昭(ono(at)tmu.ac.jp),横山祐典 (yokoyama(at)aori.u-tokyo.ac.jp)  ※(at)を@に置き換えてください

今後のスケジュール
2014年3月31日:セッションの募集締め切り
2014年7月:登録,発表,巡検の申し込み開始
2014年12月20日:口頭・ポスター発表の申し込み締め切り
2015年2月28日:早期登録締め切り
2015年7月27日-8月2日:第19回国際第四紀学会大会

INQUAの5つの委員会

  1. CMP (Coastal and Marine Processes): 海洋および沿岸プロセス委員会
    CMPでは海洋および沿岸に関する研究全般について取り扱っています。現在5つの作業部会があり,海岸線近傍の第四紀環境変遷や大陸棚,そして外洋の環境変遷についての研究を行っています。日々進展する年代測定についての知見も重要なテーマのひとつであり,作業部会のひとつではそのテーマについても取り扱っています。
  2. PALCOMM (Palaeoclimate): 古気候研究委員会
    PALCOMMでは,プロキシと呼ばれる過去の表層環境シグナル(花粉やプランクトン,それらの化学データ等からもたらされる気温や降水量情報など)を使って気候モデルとの比較検討を行い,気候システムの理解を深めるための研究を進める委員会です。
  3. HaBCom (Commission for Humans and the Biosphere): 人類および生物圏研究委員会
    HaBComは,人類と環境の相互関係の探究とともに,気候や環境の変動が生物,人類に対してどのような影響を与えるかの解明を目指しています。地域的にも多様なプロジェクトが立ち上がっています。広く古生態学,考古学,人類進化のテーマもカバーし,時代も旧石器時代から歴史時代までフォローしています。
  4. SACCOM (Stratigraphy and Geochronology Commission): 第四紀層序・地質年代委員会
    SACCOMでは,層序学・編年学を通じて第四紀研究に寄与するため,各大陸の層序調査と区分,テフラ年代学,レス古土壌,乾燥地年代評価などの6つの作業部会を中心に定期的会合・出版・広報活動を行っています。
  5. TERPRO (Commission on Terrestrial Processes, Deposits and History):陸域のプロセス・堆積物・地史研究委員会
    TERPROでは,第四紀の陸域における環境とその変化に関するあらゆる分野を研究対象としています。現在,陸水,古土壌,活構造,災害,地下水に関する研究グループが活動していますが,雪氷・周氷河,沙漠,都市地質などに関する研究が,この委員会の活動に含まれます。

セッション提案の書式: TEMPLATE
Session Title:
Session Running Title (10 words or less)
Lead convener: name, affiliation and e-mail
Co-conveners: name(s), affiliation and e-mail
Relevant INQUA Commission (CMP, PALCOMM, HaBCOM, SACCOM, TERPRO)
・Principal Commission:
(Optional) Secondary Commission:
Description of the proposed Session (300 words or less)

書籍紹介『歴博フォーラム ここまでわかった!縄文人の植物利用』

『歴博フォーラム ここまでわかった!縄文人の植物利用』
工藤雄一郎/国立歴史民俗博物館 編
A5判並製・224ページ 表4色/裏1色
定価2,500円+税
新泉社
2013年12月25日刊行予定

<概要>
2012年に開催した「歴博フォーラムここまでわかった!縄文人の植物利用」の内容を再構成してまとめたもの。日本植生史学会でもおなじみの著者らが,1980年代から今日までの低湿地遺跡での研究成果や,縄文人による森林資源管理,土器圧痕によって明らかになってきたマメ利用,ウルシ利用,下宅部遺跡での最新の研究成果などを分かりやすく紹介。写真・図はオールカラーです。博物館や埋蔵文化財調査機関においては便利な普及書として,大学の講義では便利な概説書としても活用できる1冊に仕上がっています。日本植生史学会会員の皆様には特にお勧めの1冊です。

<主要目次>
1 「人と植物の関わりの文化史」をもっと知ろう!(工藤雄一郎)
2 縄文人の植物利用─新しい研究法からみえてきたこと─(佐々木由香)
3 縄文人は森をどのように利用したのか(能城修一)
4 マメを育てた縄文人(小畑弘己)
5 縄文人がウルシに出会ったのはいつ?(鈴木三男)
6 適材適所の縄文人─下宅部遺跡─(千葉敏朗)
7 下宅部遺跡の漆関係資料からわかること(永嶋正春)
8 縄文人と植物との関わり─花粉からわかったこと─(吉川昌伸)
9 イネと出会った縄文人─縄文時代から弥生時代へ─(那須浩郞)

コラム1) かごや縄の素材はなに?植物珪酸体で調べる(米田恭子・ 佐々木由香)
コラム2) 植物繊維の見分け方(小林和貴)
コラム3) イネを食べなかった縄文コクゾウムシ(小畑弘己)
コラム4) 土器づくりの敷物は?(真邉彩)
コラム5) 植物の年代をはかる(坂本稔)
コラム6) 縄文土器のおこげの正体は?(工藤雄一郎)
コラム7) たねが語る人の暮らし(百原新)
コラム8) 果実でウルシが見分けられるか(吉川純子)
コラム9) アサを育てる・使う(篠崎茂雄)
コラム10) デンプンからわかる食べ物(渋谷綾子)
(付録)くらしの植物苑に行こう!(工藤雄一郎・山村聡)

※会員向けの割引販売はありません。新泉社,全国の大型書店,アマゾン等のネットでご購入いただけます。

維管束植物レッドデータブック編集に関する支援要員の再公募のお知らせ

日本植物分類学会絶滅危惧植物専門第1委員会は、一般財団法人自然環境研究センターと協力して維管束植物レッドデータブックの作成を今年度中におこないます。その編集業務を支援できるスタッフを10月に公募しましたが、残念ながらふさわしい方が見つかりませんでした。そのため、以下の要領で再度の公募をいたします。意欲ある若手の積極的な応募をお待ちしています。

募集人数: 1名(1月にご着任頂き、来年3月末までの最長3ヶ月間の雇用です)
応募の締め切り: 12月26日(木)消印有効
仕事内容: 維管束植物レッドデータブックの編集とその関連業務
・原稿執筆の調整(専門委員会委員*との連絡・調整)
・原稿作成に必要な文献の探索・収集
・原稿作成
・原稿とりまとめ
・その他、レッドデータブック編集に関わる業務

※ この事業は、2012 年公表の第4次レッドリストに基づいたレッドデータブックを作成するものです。2000年7月に発行された「改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物 -レッドデータブック- 8植物I」の全面改訂版に相当します。原稿の内容については、前回のレッドデータブックを踏襲したものとなります。約1700種類についてはデータを集計してそれを機械的に流し込む作業が中心ですが、新規追加分類群(約120種類)については「形態と生育環境」の項を新たに執筆する必要があります。その場合、専門委員会員や記載者に原稿を依頼したり必要な文献を収集してそれを編集するなどの作業が付随します。

勤務地: 東京都内を予定
身分: 一般財団法人 自然環境研究センター 嘱託職員
雇用期間: 採用の日から平成26年3月31日まで
給与: 月額160,000-200,000円(学歴、年齢、資格等を考慮)
交通費: 全額支給
社会保険等: 加入(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険、傷害保険)
勤務日・時間: 月曜日-金曜日(祝祭日を除く)9時30分-17時30分、宿泊を伴う出張あり。
期待される能力・経験等:
・維管束植物の分類または植物相等に関する調査研究の経験を有するか、現場において同等の実務経験を有すること。植物分類学に関する広汎な知識あるいは理解力を有することが望まれる。
・パソコン操作(Word、Excel、電子メールの送受信等)に習熟していること
・研究者、調査協力者との円滑なコミュニケーションがとれること。

応募書類: 履歴書(写真添付)、これまでの研究業績、調査業績、業務経験の概要。レッドデータブック編集にたずさわる抱負(1000字前後)。

書類送付ならびに問い合わせ先:
〒130-8606 東京都墨田区江東橋 3-3-7
一般財団法人自然環境研究センター 永津雅人 宛
TEL: 03-6659-6332 FAX: 03-6659-5633
Email: mnagatsu(at)jwrc.or.jp((at)を@に置き換えてください)

メールにて、履歴書等応募書類(pdfに限る)を送付する場合は、標題を「RDB支援要員応募」とすること。
選考: 履歴書等の書類選考と面接による。応募書類は選考修了後返却します。

* http://www.e-jsps.com/wiki/wiki.cgi?page=FrontPage の役員の項を参照してください。

『植生史研究』の在庫数とPDF公開状況を更新しました(2014年12月5日)

植生史研究の在庫数と、PDFの公開状況を更新(2013年12月5日現在)しました。バックナンバーのページからご確認ください。

現時点では、20巻2号以前のPDFを公開しています。また、特別第1号特別第2号につきましてもPDFを公開していますので、ご利用ください。

第9回日本植生史学会「奨励賞」候補者募集のお知らせ

日本植生史学会表彰規程に則り、第9回奨励賞の候補者を募集いたします。2010年度総会において、奨励賞の審査年度を2年に1回に改正し、審査内容を単一の論文に対する評価から業績の総合評価に改正いたしました。候補者は自薦・他薦を問いませんので、奮ってご応募下さい。

(1)候補者の要件
・植生史学の分野で優れた研究を行い、将来の発展に貢献すると期待される会員。
・公示日において、35歳未満の会員(第9回は2013年12月1日)。
・本学会誌の原著論文または総説に第1著者として1編以上の論文が掲載され、かつ本学会年度大会で第1著者として口頭発表,ポスター発表またはシンポジウム発表のいずれかを行った実績のある会員。

(2)応募方法
所定の応募用紙に必要事項を記入のうえ、学会事務局まで電子メールか郵送で送付してください。応募締め切りは、2014年4月30日(必着)とします。応募用紙は、以下からダウンロードできます。応募用紙に記載された個人情報は、奨励賞選考以外の目的では使用しません。審査終了後は速やかに破棄し、応募者への返却は行いません。

奨励賞応募用紙(.docx)をダウンロード
送付先メールアドレス hbmain(at)hisbot.jp  ※(at)を@に置き換えてください
送付先住所 〒240-8501
神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台79-2
横浜国立大学教育人間科学部 庶務幹事 吉田圭一郎

(3)審査方法
奨励賞審査委員会により、植生史学会での業績だけでなく、他学会や国際的に公表された論文、研究発表に対する業績の内容を総合的に判断します。審査委員会は、受賞者を2014年7月末日までに決定し、総会にて報告します。なお受賞者には、年度大会で受賞記念講演を行っていただきます。受賞者には、表彰状および副賞として研究奨励費3万円が授与されます。

【第28回大会】非会員学生の大会参加費・懇親会費変更のお知らせ

非会員学生の大会参加費および懇親会費を以下のように変更します。 多くのご参加をお待ちしています。 当日参加もできますが、なるべく事前登録をお願いします。 参加費: 一般会員・非会員 3,000 円,学生会員・非会員学生 1,000 円(要旨集代を含む) 懇親会費: 一般会員・非会員5,000 円,学生会員・非会員学生 3,000 円 登録は申し込みフォームからお願いします。 お問い合わせ: taikai28(at)hisbot.jp((at)を@に置き換えてください) 第28回大会実行委員会

【第28回大会】プレ巡検・巡検の申込締切と大会・懇親会の申込期限延長

本日(2013年11月1日)をもちまして、第28回日本植生史学会大会の巡検及びプレ巡検の申込を締め切りました。大会及び懇親会への参加申込につきましては、11月22日(金)まで延期いたします。まだ大会・懇親会への申込をされていない方は、こちらのフォームからお申込ください。

第28回日本植生史学会大会のご案内(最終報)

第28回日本植生史学会大会の申込期限は以下の通りです。 大会・懇親会・(プレ)巡検の参加申し込み締切: 11月1日(金)必着 お申込は、第28回大会申込フォームをご利用ください。「未定」とされた方は11月1日までに大会実行委員会にメールでご連絡下さい。(taikai28(at)hisbot.jp ※(at)を@に置き換えてください

【日時】
11月29日(金) 午後: 幹事会
11月30日(土) 午前: 幹事会, 評議委員会 午後: 公開シンポジウム, 論文賞授与式及び受賞記念講演,懇親会
12 月 1日(日) 午前・午後: 一般研究発表(口頭・ポスター), 総会

【会 場】
11月29-30日 高知市文化プラザかるぽーと(高知市九反田2-1)
12月1日 高知大学(高知市曙町2-5-1)

【主催・共催】
日本植生史学会(主催),  高知大学(共催)

【大会実行委員】
三宅尚(委員長), 石川愼吾, 比嘉基紀, 田中伸幸, 庄田慎矢, 佐々木由香

【費用】
(当日徴収,参加者数によって変更することがあります)
参加費: 一般会員・非会員 3,000円, 学生会員 1,000円(要旨集代を含む)
懇親会費: 一般会員・非会員 5,000円, 学生会員 3,000円

【チラシ】
こちらからダウンロード可能です。頒布のご協力をお願いします。

【懇親会会場】
高知会館(高知市本町5-6-42)

【昼食】
会場周辺の飲食施設マップを受付時にお配りしますが、昼食時間が短いため、2日目の昼食は各自事前に用意されることをお勧めします。

【宿泊】
宿泊施設は市中心部に多数ありますので、各自でご予約下さい。ただし、以下に示すホテルへの宿泊をご希望される場合、先方のご厚意により宿泊料金の割引が受けられますので、三宅(nmiyake(at)kochi-u.ac.jp ※(at)を@に置き換えてください)まで11月1日までにご連絡下さい(なくなり次第、受付を締め切ります)。
ザ・クラウンパレス新阪急高知:シングル 8,500 円, ツイン(2名1室利用時の1人あたり)7,500 円(朝食付き)

【交通案内】
(かるぽーと) JR高知駅からのアクセス JR高知駅に隣接する土佐電鉄「高知駅前」駅で電車に乗車、 「はりまや橋」駅で下車。徒歩5分。

JR高知駅までのアクセス
空路: 高知龍馬空港でJR高知駅行きの空港連絡バス(土佐電ドリームサービス 高知駅前観光)に乗車。かるぽーとに直接向かう場合「菜園場」停留所で下車。徒歩2分。
電車: 大阪から約3時間40分(山陽新幹線–>土讃線)。
車: 大阪から約4時間30分(高知道高知IC下車)。かるぽーとには駐車場(有料)がありますが、大学構内へのお車での入構はご遠慮下さい。
長距離高速バス: 東京方面からはJR四国バス(高知ドリーム号 出発地: 東京駅・新宿駅など)に乗車、「はりまや橋」停留所で下車。大阪方面からはJR四国バス(高知エクスプレス号
出発地: 三宮バスターミナル・難波駅・大阪駅など)に乗車、「はりまや橋」停留所で下車。徒歩5分。

【交通案内】
(高知大学) JR高知駅あるいは土電はりまや橋駅からのアクセス JR 高知駅から窪川、中村方面行きの列車に乗車、「朝倉」駅で下車。徒歩5分。
土電「はりまや橋」駅から朝倉,い の方面行きの電車に乗車,「朝倉(高知大学前)」駅で下車。徒歩1分。

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【大会プログラム】
11月30日(土)
09:00-10:30 幹事会(かるぽーと9階, 第1学習室)
11:00-12:30 評議員会(第1学習室)
12:00-受付開始(11 階, 大講義室前)
13:00-17:00 公開シンポジウム
13:00-13:10 趣旨説明 百原 新
13:10-13:40 話題1 最寒冷期っていつごろ? -その年代と環境,そしてヒトの動き -工藤雄一郎(国立歴史民俗博物館)
13:40-14:10 話題2 寒冷地と温暖地の植物はどのように分布していた? -東北日本から西南日本の種実化石から- 百原 新
14:10-14:20 休憩
14:20-14:50 話題3 西南日本にはどんな森があった? -花粉化石からわかってきたこと- 三宅 尚
14:50-15:20 話題4 “レフュージア”ってなに? -現生種のDNAから最寒冷期の温帯性植物の分布をさぐる- 瀬戸口浩彰(京都大学)
15:20-15:30 休憩
15:30-15:50 コメント 最寒冷期の森はいまどこにある?―北方植生のフィールド・ワークから- 沖津 進(千葉大学)
15:50-16:50 パネルディスカッション
17:00-17:45 論文賞授与ならびに受賞記念講演 佐瀬 隆「植物珪酸体群衆変動からみた北海道における最終間氷期以降のササの地史的動態 –ササを指標とした積雪・温量環境の推定-」(佐瀬 隆・細野 衛・三浦英樹, 第22巻2号, p57-70)
18:30-20:30 懇親会

12月1日(日)
08:30‐受付
08:45‐10:50 口頭発表(午前)口頭発表A,C
10:50‐11:20 総会
11:20‐11:50 昼食
11:50‐13:30 ポスター発表(11:50‐12:40奇数番号,12:40‐13:30偶数番号)
13:30‐16:00 口頭発表(午後)口頭発表B

口頭発表A-1「生態,古生態,環境変動」・C「分類・系統,生物地理」 座長:半田久美子
08:45 O-1 五十嵐香織*,栗田裕司(新潟大)鮮新世中期の東北日本太平洋側・日本海側における花粉化石分析に 基づく古植生比較
09:00 O-2 山川千代美*(琵琶湖博)・増尾はづき(ニトリ)・松本みどり(千葉大)・矢部 淳(科博)・三宅 尚 (高知大)鮮新統最上部古琵琶湖層群甲賀層産化石トガサワラ属の古生態について
09:15 O-3 EunKyoungJeong* (ChonbukNationalUniv.),KyungsikKim(ChonbukNationalUniv.),InSungPaik (Pukyong National Univ.), Mitsuo Suzuki (Tohoku Univ.), Kazuhiko Uemura (National Museum of Nature and Science) Woods of buried forest (Pleistocene) from the Is. Yeongdo, Busan, Korea
09:30 O-4 吉田明弘(明治大)長野県広原湿原の花粉組成からみた最終氷期以降の垂直的な植生分布の変遷
09:45-09:50 休憩

口頭発表A-2「生態,古生態,環境変動」 座長:辻本裕也
09:50 O-5 渡辺正巳*(文化財調査コンサル)・瀬戸浩二(島根大)花粉層序ほかによる松江城下町の地質断面
10:05 O-6 能城修一*(森林総研)・南木睦彦(流通科学大)・鈴木三男(東北大)・千種 浩,丸山 潔(神戸市教委)大阪湾北岸の縄文時代早期および中・後期の森林植生とイチイガシの出現時期
10:20 O-7 紀藤典夫*(北教大函館)・大槻隼也(川崎市立西生田中)・辻 圭子(無所属)・辻 誠一郎(東京大) 火山噴火の森林植生への選択的影響:十和田中掫テフラの例
10:35 O-8 木村勝彦*(福島大)・中塚 武(地球研)年輪酸素同位体比分析による縄文時代の暦年代軸の構築―広域での同調性の検討―
10:50‐11:20 総会
11:20‐11:50 昼食(会場周辺の飲食施設マップを受付時にお配りしますが,昼食時間が短いため,2日目の昼食は各自事前に用意されることをお勧めします。)

11:50‐13:30 ポスター発表(11:50‐12:40奇数番号,12:40‐13:30偶数番号)
A「生態,古生態,環境変動」
P-1 伊藤彩乃*,百原 新(千葉大)・福嶋 徹(むさしの化石塾)・福嶋 泉(首都大東京)・河上友宏,沖津 進 (千葉大)関東山地東縁に分布した約 170 万年前のブナ林の種組成
P-2 林 竜馬*(琵琶湖博)・高原 光(京都府立大)・井内美郎(早稲田大)・竹村恵二(京都大)琵琶湖堆積物 の花粉分析からみる過去 15 万年間の植生変動と気候システムの季節性
P-3 細野 衛*(東京自然史研究機構)・佐瀬 隆(北方ファイトリス研究室)・公文富士夫(信州大)長野県和田 峠近方,広原遺跡群土層の植物珪酸体記録による植生履歴
P-4 福嶋 徹*(むさしの化石塾)下部更新統加住層の多様な古植生 予報第1報 確認されたナラガシワ葉化石 密集層
P-5 半田久美子*,加藤茂弘(兵庫県立人と自然の博)・石田弘明(兵庫県立人と自然の博・兵庫県立大)宝塚市 丸山湿原の花粉化石群と微粒炭
P-6 嶋田美咲*,高原 光(京都府立大)・井村隆介(鹿児島大)・原口 強(大阪市立大)・米延仁志(鳴門教育 大)・林田 明(同志社大)山田和芳(早稲田大)九州南部における最終氷期最盛期以降の植生変遷―鹿児島県 藺牟田池堆積物の花粉分析
P-7 矢部 淳*(科博)・藤井良太(京都府立大)・百原 新(千葉大)・寺田和雄(福井県立恐竜博)・高原 光(京 都府立大)・林 竜馬(琵琶湖博)福井市北方,水切泥炭層の植物遺体に基づいた最終間氷期―最終氷期境界の 植生変遷
P-8 西内李佳*,百原 新(千葉大)・鈴木 茂(パレオ・ラボ)・遠藤邦彦(日本大)房総半島南端における約9,000 年前の花粉化石群集とその成因
P-9 一木絵理*,中村俊夫(名古屋大)・小林謙一(中央大)縄文時代早~前期の貝塚資料を用いた海洋リザーバ ー効果の検討
P-10 垣内彰悟*,辻 誠一郎(東京大)・一木絵理(名古屋大)・崔聖國(東京大)オホーツク海沿岸,常呂-佐呂間地域の縄文時代以降の環境史
P-11 辻本裕也*,辻 康男(パリノ・サーヴェイ)・廣田佳久(高知県埋文センター)高知平野東部の土佐湾沿岸に立地する考古遺跡での完新世中期以降の花粉分析
P-12 田中義文*,辻本裕也,辻 康男(パリノ・サーヴェイ)・廣田佳久,久家隆芳(高知県埋文センター)物部川沖積扇状地の完新世後半の古植生と地形発達史-高知市介良野遺跡での事例を中心に-
P-13 清永丈太(東京都)クロマツ成熟林の花粉粒生産量
P-14 箱崎真隆*,中村俊夫(名古屋大)・大山幹成,鈴木三男(東北大)北日本産アスナロ埋没木の樹木年輪をもちいた高精度放射性炭素年代測定
P-15 江口誠一*(日本大)・岡田直紀(京都大)・Somkid Siripatanadilok, Teera Veenin(カセサート大)タイ国内におけるフタバガキ科植物珪酸体化石の産出状況
P-16 小椋純一(京都精華大)広島県西部中国山地における微粒炭分析 B「人と植物の関係史」
P-17 渡辺彩花*,高原 光(京都府立大)・竹村恵二(京都大)九州北部由布岳周辺の草原地域における最終氷期 以降の植生と火事の変遷―微粒炭,植物珪酸体,花粉分析からみた草原の歴史―
P-18 安昭炫*(パレオ・ラボ)・崔聖國,守屋 亮,垣内彰悟(東京大)・黒沼保子,佐々木由香(パレオ・ラボ)・辻 誠一郎(東京大)・水戸部秀樹,大場正善(山形県埋文センター)遺構・遺物包含層の植物遺体群からみた押出遺跡の性格
P-19 安室 一*,辻 誠一郎(東京大)東北地方におけるスギ林史と人間活動
P-20 伊藤由美子*(青森県立郷土館)・野田尚志(三戸町教委)青森県三戸町沖中(2)遺跡から出土した炭化ウルシ科果実について
P-21 米田恭子*・佐々木由香(パレオ・ラボ)形状および細胞形態からみた縄文時代出土炭化鱗茎の同定法(予察)
P-22 真邉 彩(鹿児島大)圧痕レプリカ法による編組製品圧痕の復元と素材研究の可能性
P-23 小畑弘己(熊本大)圧痕種実の産状からみた土器混入雑穀の母集団の推定
P-24 遠藤英子(首都大東京)山ノ寺・夜臼I式土器から同定した栽培穀物
P-25 那須浩郎(総研大)古代から近代までの水田雑草の多様性変化:茅ヶ崎市本村居村B遺跡での事例
P-26 金原正明*(奈良教育大)・西野浩二(名古屋大)・久永美奈子,金原裕美子(古環境研究所)出土モモ核の形態の再検討と変遷の意義
P-27 高橋 敦*(パリノ・サーヴェイ)・本村充保(橿考研)四国地方における下駄の木材選択
P-28 西本 寛*(愛知大)・大谷 肇(名古屋工業大)・中村晋也(金沢学院大)・中村俊夫(名古屋大)PEG含浸木材の熱分解 GC-MS

口頭発表B-1「人と植物の関係史」 座長:小畑弘己
13:30 O-9 中山誠二(山梨県博)縄文時代のダイズ栽培と種実の形質変化
13:45 O-10 那須浩郎*(総研大)・佐々木由香(パレオ・ラボ)・会田 進(明治大)・中沢道彦(長野県考古学会)縄文時代中期におけるダイズとアズキの野生種と栽培種の共存
14:00O-11 遠藤英子(首都大東京)栽培穀物からみた四国島における農耕開始期の様相―縄文時代晩期〜弥生時代前期遺跡のレプリカ法調査から―
14:15O-12 中村 豊*(徳島大)・中沢道彦(長野県庁)徳島県吉野川下流域における縄文/弥生移行期の農耕関連資料
14:30 O-13 金原正明*(奈良教育大)・金原裕美子,池田正子(古環境研究所)窯跡に伴う農耕について
14:45-15:00 休憩

口頭発表B-2「人と植物の関係史」 座長:伊藤由美子
15:00O-14 吉川昌伸*(古代の森研究舎)・能城修一(森林総研)・工藤雄一郎(歴博)・吉川純子(古代の森研究 舎)・佐々木由香(パレオ・ラボ)・鈴木三男(東北大)鳥浜貝塚の植物資源利用
15:15O-15 酒井 慈*,百原 新(千葉大)・那須浩郎(総研大)・渡部徹也(指宿市考古博)・鷹野光行(お茶の 水大)鹿児島県指宿市における開聞岳のテフラに埋積した葉化石を用いた古墳時代・平安時代の植生復元
15:30O-16 鈴木伸哉*(首都大東京)・大山幹成(東北大)・星野安治(奈文研)・能城修一(森林総研)東京都新 宿区南元町遺跡より出土した木棺材の用材分析に基づく江戸の木材利用の変遷
15:45 O-17 山崎 健・松井 章(奈文研)動物考古学における現生標本の管理と公開

大阪市立自然史博物館のミニ企画展のご案内

粉川昭平コレクション -植物化石研究の実物教科書-

日本植生史学会の前進である植生史研究会の会長をつとめられた、故粉川昭平氏(大阪市立大学名誉教授、1927-2001)は、新生界および遺跡から産出する植物化石や植物遺体を研究されました。また、化石との比較や分類学的な研究のため、多くの現生植物の種実標本を収集されました。それらの収集された植物化石と現生植物標本は大阪市立自然史博物館に保管されており、植物化石研究の実物教科書と言う事ができます。今回、それらの一部をミニ企画展として展示します。

会期: 2013年10月29日(火)-12月8日(日)
会場: 博物館本館2階 イベントスペース
(博物館入館料 大人300円、高大生200円)
http://www.omnh.net/whatsnew/2013/10/post_137.html