【第28回大会】一般研究発表の申込締切間近

第28回日本植生史学会大会の申込期限は以下の通りです。
・一般研究発表: 10月11日(金)17:00
・講演要旨: 10月25日(金)必着
・大会・懇親会・(プレ)巡検※の参加: 11月1日(金)必着
※巡検参加に関しては,定員に達した場合,期限日より前に申し込みを締め切ることがあります。

一般研究発表の申込期限が迫っていますので、発表予定の方はお早めにお申込ください。お申込は、以下の申込フォームをご利用ください。

第28回大会申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/1D3sTjqQZQrwHdwNeVqozzfJhNvYN5DaChj8sKkPJtDI/viewform

シンポジウム「国外生物試料の研究と生物多様性条約に伴うABS問題」のお知らせ

2013年9月13日、(公社)日本植物学会・日本学術会議共催シンポジウム「国外生物試料の研究と生物多様性条約に伴うABS(Access to genetic resources and Benefit Sharing)問題」が開催されます。詳細は以下をご覧ください。

生物多様性条約(CBD)の目的の1つにABS「遺伝資源の利用から生じた利益の公平で衡平な配分」があります。実施国際法として2010年に名古屋ABS議定書(NP)が採択されました。現在加盟国は、15カ国ですが、日本でも国内法整備と議定書への加盟を準備しようとしております。CBD発効以来、生物多様性へのアクセスには、法的及び倫理的配慮が必要でしたが、今後はNPの発効を意識し、学術研究としてルールの遵守が必要となります。本シンポジウムは、そのルールに関する最新情報と、ルールに従ってなされる今後の学術研究の役割について理解を深めることを目的として開催されます。

戸部 博
(公社)日本植物学会会長

(公社)日本植物学会・日本学術会議共催シンポジウム(公開)
国外生物試料の研究と生物多様性条約に伴うABS(Access to genetic resources and Benefit Sharing)問題

場所:北海道大学高等教育推進機構N棟大講堂(J会場)
日時:9月13日(金)、午後2:30-5:30

演題
1. 渡邉和男(筑波大 遺伝子実験センター)
「生物多様性に関わる国際取り決めと学術研究の関係」

2. 堀上 勝(環境省・生物多様性施策推進室)
「名古屋議定書に係る国内措置のあり方検討会の検討状況について」

3. 鈴木睦昭(国立遺伝学研究所)
「学術研究分野における名古屋議定書の国内措置検討の課題」

4. 村上哲明(首都大・牧野標本館)
「ABSに係わる日本の国内措置の方向性と多様性植物学分野の調査・研究」

5. 西田治文(中央大学・理工・生命)
「自然史資料収集とABS」

注:植物学会大会には参加されず、本シンポジウムにご参加を希望の方は、大会受付の総合案内へおいでください。名札(要着用)と要旨をお渡しします。

第28回日本植生史学会大会申し込みフォームの公開

第28回日本植生史学会大会への参加申し込みフォームを公開しました。大会や巡検参加、発表等の申し込みは、以下の申し込みフォームからお願いいたします。

「申込みフォームでは懇親会、一般研究発表、プレ巡検、巡検それぞれについて申込締切日まで「未定」を選択をすることが可能です。早めの大会申込みをお願い致します。」

https://docs.google.com/forms/d/1D3sTjqQZQrwHdwNeVqozzfJhNvYN5DaChj8sKkPJtDI/viewform

第28回日本植生史学会大会のご案内(第2報)

第28回日本植生史学会大会を下記の要領で開催します。

【日時】
2013年11月29日(金)午後:幹事会
2013年11月30日(土)午前:幹事会, 評議委員会, 午後:公開シンポジウム, 論文賞授与式及び受賞記念講演, 懇親会
2013年12月1日(日)午前・午後:一般研究発表(口頭・ポスター), 総会

【会場】
11月29, 30日:高知市文化プラザかるぽーと(高知市九反田2-1)
12月1日:高知大学(高知市曙町2-5-1)

【主催】
日本植生史学会

【共催】
高知大学

【大会実行委員】
三宅尚(委員長), 石川愼吾, 比嘉基紀, 田中伸幸, 庄田慎矢, 佐々木由香

【費用】(予定:当日徴収します)
参加費:一般会員・非会員 3,000円, 学生会員 1,000円(要旨集代を含む)
懇親会費:一般会員・非会員 5,000円, 学生会員 3,000円

【大会チラシ】 学会Webサイトから8月中にダウンロード可能にする予定です。 こちらのページからダウンロード可能です。

【懇親会会場】
高知会館(高知市本町5-6-42)

【宿泊】
宿泊施設は市中心部に多数ありますので,各自でご予約下さい。ただし,以下に示すホテルへの宿泊をご希望される場合,先方のご厚意により宿泊料金の割引が受けられますので,三宅(nmiyake@kochi-u.ac.jp, @を 半角に直して下さい。)までお早めにご連絡下さい(お部屋がなくなりしだい,予約受付を締め切ります)。 高知会館
(懇親会会場):宿泊料金が組合員価格になります。 ザ・クラウンパレス新阪急高知:朝食付きプランをシングル 8,500 円,ツイン 7,500 円でご提供いただけます。

【交通案内】
(かるぽーと) JR高知駅からのアクセス JR高知駅に隣接する土佐電鉄「高知駅前」駅で電車に乗車,「はりまや橋」駅で下車。徒歩5分。
JR高知駅までのアクセス
—空路:高知龍馬空港でJR高知駅行きの空港連絡バス(土佐電ドリームサービス, 高知駅前観光)に乗車。かるぽ ーとに直接向かう場合,「菜園場」停留所で下車。徒歩2分。
—電車:大阪から約3時間40分(山陽新幹線→土讃線)。
—車:大阪から約4時間30分(高知道高知IC下車)。かるぽーとには駐車場(有料)がありますが,大学構内へのお車での入構はご遠慮下さい。
—長距離高速バス:東京方面からは,JR四国バス(高知ドリーム号,出発地:東京駅,新宿駅など)に乗車,「はりまや橋」停留所で下車。大阪方面からは,JR四国バス(高知エクスプレス号,出発地:三宮バスターミナル,難波駅,大阪駅など)に乗車,「はりまや橋」停留所で下車。徒歩5分。

【交通案内】
(高知大学) JR高知駅あるいは土電はりまや橋駅からのアクセス
JR高知駅から窪川,中村方面行きの列車に乗車,「朝倉」駅で下車。徒歩5分。
土電「はりまや橋」駅から朝倉,いの方面行きの電車に乗車,「朝倉(高知大学前)」駅で下車。徒歩1分。

【大会プログラム】
11月30日(土)
9:00-10:30 幹事会(かるぽーと9階,第1学習室)
11:00-12:30 評議委員会(第1学習室)
12:00-    受付(11階,大講義室前)
13:00-17:00 公開シンポジウム(大講義室) 公開シンポジウム
「最終氷期最寒冷期の西南日本の森を考える ―植物化石とDNAからさぐる古植生研究の最前線―」
オーガナイザー 百原 新(千葉大学)・三宅 尚(高知大学)
趣旨:最終氷期とは地球が経験した最後の氷期のことを言い,その中で最も寒かった時期は今から3~2万年前頃とされています。この最寒冷期が終わった後,1万1500年前ごろから地球環境は急激に温暖化し,現在に至っています。このため,最終氷期の最寒冷期とその後の温暖化期は,現在,私たちの身の回りにある森やそこにすむ植物の分布の成り立ちに直接,影響を与えた時期だと言えます。さて,この寒冷な時期にはそもそも,日本列島にはどんな森が,どのように広がっていたのでしょうか? 寒冷地の植物はどのように分布を広げ,温暖地の植物はどこで生き残っていたのでしょうか?
 また,当時,ヒトはどのように暮らしていたのでしょうか? このシンポジウムでは,花粉や果実・種子などの植物化石や,生きている植物のDNA,考古遺跡に関するこれまでの研究成果をもとに,最終氷期最寒冷期の西南日本の森について考えてみようと思います。
趣旨説明 百原 新
話題1 最寒冷期っていつごろ? ―その年代と環境,そしてヒトの動き― 工藤雄一郎(国立歴史民俗博物館)
話題2 寒冷地と温帯地の植物はどのように分布していた? ―東北日本から西南日本の種実化石から― 百原 新
話題3 西南日本にはどんな森があった? ―花粉化石からわかってきたこと― 三宅 尚
話題4 “レフュージア”ってなに? ―現生種のDNAから最寒冷期の温帯性植物の分布をさぐる― 瀬戸口浩彰(京都大学)
パネルディスカッション コメント 最寒冷期の森はいまどこにある? ―北方植生のフィールド・ワークから― 沖津 進(千葉大学)
17:00-18:00 論文賞授与式及び受賞記念講演
18:30-20:30 懇親会
12月1日(日)(詳細は,後日郵送するプログラムでご確認下さい。)
8:30-    受付
9:00-11:00  口頭発表
11:00-12:30 総会・昼食
12:30-14:00 ポスター発表
14:00-16:00 口頭発表

【大会参加及び一般研究発表の申込み】
一般研究発表については,A「生態,古生態,環境変動」,B「人と植物の関係史」,C「分類・系統,生物地理」のテーマ別に,口頭発表とポスター発表を募集します。大会参加及び一般研究発表を希望される場合,下記の要領でお申込み下さい。講演要旨も下記の要領にて作成し,電子メールに添付してお送り下さい。
口頭発表:時間は15分(質疑応答を含む),発表の際はパワーポイント(Windows・Mac双方対応)をご使用下さい。申込み多数の場合,ポスター発表に変更をお願いすることもあります。
ポスター発表:ポスターボードは幅90cm,高さ180cmです。

【申込期限】

  • 一般研究発表:10月11日(金)17:00
  • 講演要旨:10月25日(金)必着
  • 大会・懇親会・(プレ)巡検※の参加:11月 1日(金)必着

※巡検参加に関しては,定員に達した場合,期限日より前に申し込みを締め切ることがあります。 【申込方法申込フォームに,以下の事項を記入しお申込み下さい。郵送の場合,以下の事項をご記入の上,下記送付先までお送り下さい。
①氏名・所属,②連絡先(住所,電話番号,電子メールアドレス),③会員種別(一般会員/学生会員/非会員),④懇親会の参加/不参加,⑤一般研究発表の有無。
なお,一般研究発表をされる方は,次の項目もご記入下さい:⑥発表形式(口頭/ポスター),⑦発表タイトル,⑧氏名・所属(連名の場合,発表者の左側に○印を付ける。),⑨発表分野(A「生態,古生態,環境変動」/B「人と植物の関係史」/C「分類・系統,生物地理」)。申込み時の内容でプログラムを作成しますので,変更のないようお願いします。また,(プレ)巡検を希望する場合,⑩(プレ)巡検の欄に,巡検あるいはプレ巡検への参加を希望する旨,記載して下さい。
【講演要旨の執筆要領】
講演要旨を以下の要領にしたがい作成し,そのPDFファイルを第28回大会実行委員会の電子メールアドレス(taikai28@hisbot.jp)に送付して下さい(MS-Wordファイルは不可)。

  1. 原稿は,A4判白紙を縦置き・横書きで使用します。枚数は2ページ以内です。
  2. 最初に和文で表題と著者名(所属)を,次に英文で著者名と表題を書き,1行空けてから本文を入れて下さい。
  3. 行数と1行の文字数は自由です(38行×45字程度を目安とする)。本文に図表を挿入することができます。
  4. 上下3cmずつ,左右2.5cmずつの余白をお取り下さい。
  5. 講演要旨原稿はAdobe Acrobat Reader 4.0かそれ以降のヴァージョンで表示・印刷可能なファイル形式で提出して下さい。
  6. ファイルサイズは3.0MB以内です。
  7. ページ番号などをこちらで挿入するため,パスワードなどのセキュリティ設定をしないで下さい。「印刷」,「テキストとグラフィックの選択」,「文章の変更」,「注釈とフォームフィールドの追加と変更」などは“許可”にして下さい。
  8. ご提出いただいた原稿をそのまま印刷します。作成したPDFファイルを各自で印刷し,図表に充分な解像度があるか,文字化けがないかを確認して下さい。PDFファイルでの送付ができない場合のみ,原稿を郵送にて下記送付先までお送り下さい。

【申込・講演要旨送付先】
〒780-8520 高知市曙町2-5-1 高知大学教育研究部自然科学系 三宅 尚

【大会に関する連絡先】
お問い合わせ等は大会実行委員(taikai28@hisbot.jp)までお願いします。

【巡検のご案内】
テーマ 「室戸岬の植生と植物」(第36回日本植生史学会談話会)
内容:高知県室戸岬は日本新八景にも選ばれ,古くから景勝地として知られている。また,平成23年には世界ジオパークに認定され,地質学者だけでなく,自然との触れ合いを求める人々の間で脚光を浴びている。本岬の植生は「室戸岬亜熱帯性樹林及び海岸植物群落」として国指定の天然記念物となっており,丘陵地の照葉樹林のほか,海岸近くの風衝地では海岸低木林や海浜植生がよく保存されている。東部のアコウ-タブノキ群落は,アコウの分布密度の高い林としては北限に近い存在であり,本岬の特徴的な植生の一つである。植生史学との関連で見ると,花粉化石や構成種の遺伝構造を調べた研究から,本岬の氷期の沿岸低地はスギや照葉樹(林)のレフュージアと推定されており,古植物地理的に重要な場所である。この巡検では,金剛頂寺,最御崎寺などの寺叢,岬先端の海岸植生を中心に,ゆっくりと散策しながら室戸岬の植生と植物について紹介したい。ヤッコソウ,シオギク,アゼトウナなどの花々が皆様を快く迎えてくれることでしょう。
世話人:三宅 尚
日 程:12月2日(月) 出発(はりまや橋観光バスターミナル,7時30分),巡検(金剛頂寺,室戸岬など),解散(高知龍馬空港17時頃,観光バスターミナル・JR高知駅,17時40分頃)
参加費:3,000円(昼食込み)
定 員:30名
申込期限:11月1日(金)(定員に達した場合,期限日より前に申し込みを締め切ることがあります。)
申込方法:大会申込時に,学会Webサイトの申込みフォームからお申し込み下さい。

【プレ巡検のご案内】
テーマ:高知県立牧野植物園の施設見学
内 容:牧野植物園は高知県出身の「植物分類学の父」,牧野富太郎博士を顕彰するために昭和33年に開園し,平成11年には園内に牧野富太郎記念館が新設された。平成20年に50周年記念庭園が誕生し,平成22年には温室もリニューアルされ,総合植物園として堅実な歩みを続けている。園内では博士ゆかりの植物を含む約3,000種の植物が植栽されているほか,牧野文庫には博士が蒐集された蔵書や植物画,直筆原稿など約58,000点が収蔵されている。この巡検では,園内の展示物のほか,ふだんは閉架状態の植物標本庫や牧野文庫も案内していただく予定である。
世話人:田中伸幸
日 程:11月30日(土) 現地に集合(植物園の正門窓口,9時(時間厳守)),解散(南門,11時30分頃)
場 所:高知県立牧野植物園(高知市五台山4200-6)
入園料:700円(一般)
定 員:20名
申込期限:11月1日(金)(定員に達した場合,期限日より前に申し込みを締め切ることがあります。)
申込方法:大会申込時に,学会Webサイトの申込みフォームからお申し込み下さい。
注意事項:市中心部と植物園を結ぶ公共交通機関は限られています。周遊観光バス「MY遊バス」に乗車するか,タクシーを乗り合わせで利用することをお勧めします。MY遊バスを利用すると,乗車券の提示により,植物園の入園料が600円になります。

シンポジウム「日韓における穀物栽培の開始と農耕技術」開催のお知らせ

山梨県立博物館では,日本列島の農耕の起源を求めて,日韓の研究者と共同で,日本及び韓国内における調査・研究を行ってきました。本シンポジウムでは,その研究成果を紹介し,日韓の穀物栽培の開始と農耕技術について考えていきます。詳細は,以下のちらし,リンクをご覧ください。

日韓シンポチラシ5

http://www.museum.pref.yamanashi.jp/3nd_event_20130825sympo.html

[主催]
山梨県立博物館・山梨県考古学協会

[日時・場所]
平成25年8月25日(日曜) 午前10時から午後5時まで
山梨県立博物館 生涯学習室

※参加費無料・申込不要です。お気軽にご参加ください。

[内容]
10:00〜10:05 開会のあいさつ
10:05〜10:15 趣旨説明 中山誠二(山梨県立博物館)
10:15〜10:45 紀元前6千年紀から紀元前後までの日韓編年対比 庄田慎矢(奈良文化財研究所)
10:45〜11:20 日韓における植物栽培と穀物農耕の開始 中山誠二(山梨県立博物館)
11:20〜12:00 韓国新石器時代から青銅器時代の集落の特徴と変化 ユ・ビョンロク(ウリ文化財研究院)
12:00〜13:00 昼食・休憩
13:00〜13:40 韓国新石器時代から青銅器時代の農耕関連遺跡 キム・ビョンソプ(慶南発展研究院)
13:40〜14:10 プラント・オパール土器胎土分析からみた雑穀の利用 外山秀一(皇学館大学)
14:10〜14:40 韓国新石器時代から青銅器時代の石器使用痕分析 原田幹(愛知県教育委員会)
14:40〜15:10 日本内陸地域の縄文集落と生業構造 佐野隆(北杜市教育委員会)
15:10〜15:40 西日本―突帯文土器分布圏―における植物栽培の出現 浜田竜彦(鳥取県立むきばんだ史跡公園)・中沢道彦(長野県)
15:40〜15:50 休憩
15:50〜16:55 討論 司会:植月学(山梨県立博物館)
16:55〜17:00 閉会のあいさつ

岡山理科大学基礎理学科生物学分野公募のお知らせ

[機関]
岡山理科大学

[職種]
教授又は准教授又は講師 1名

[所属]
基礎理学科

[専門分野]
生物学分野(マクロ系植物分野が専門で、他分野と共同の野外実習や理科教員養成にも意欲のある方が望ましい)

[担当科目]
学部科目:生命科学I,生態学,植物生理学,生物学実験,野外実践指導実習I・II,卒業研究, 大学院科目:生物科学特論II,コンプリヘンシブ理科演習I・II

[応募条件]
博士の学位を有し(取得見込も含む),教育・研究に対して十分な能力と熱意のある方。

[着任予定日]
平成26年4月1日

[応募期限]
平成25年8月31日(土) 必着

[問い合わせ先]
〒700-0005
岡山市北区理大町1-1
岡山理科大学 理学部 基礎理学科 学科長 山崎正之
Email: masayuki@das.ous.ac.jp
Tel: 086-256-9409(研究室直通)
Fax: 086-256-8455(学科事務室)

応募書類など詳細につきましては、以下のサイトをご覧ください。
http://www.ous.ac.jp/boshuu/index.html

第28回日本植生史学会大会のご案内(第1報)

第28回日本植生史学会大会を下記の日程で開催します。

[日時]
11月29日(金)午後: 幹事会
11月30日(土)午前: 幹事会, 評議員会
11月30日(土)午後: 公開シンポジウム, 論文賞授与式及び受賞記念講演, 懇親会
12月01日(日)午前・午後: 一般研究発表(口頭・ポスター), 総会

[会場]
11月29 日(金)・30日(土): 高知市文化プラザかるぽーと(高知市九反田 2-1)
12月01 日(日)高知大学(高知市曙町 2-5-1)

[主催] 日本植生史学会
[共催] 高知大学

[大会実行委員]
三宅 尚(委員長),石川愼吾, 比嘉基紀, 庄田慎矢, 佐々木由香

[公開シンポジウム]
「最終氷期の植生と温帯性樹種のレフュージア」
オーガナイザー 百原 新(千葉大学)・三宅 尚(高知大学)
[趣旨] 最終氷期は地史上、最も新しい寒冷期であり、その最盛期は 2 万年前頃とされる。最盛期とその後の温暖化期は、現在の植生分布や植物種の地理分布の形成に直接、影響を及ぼした時期といえる。最盛期の植生や植物種 の地理分布については、主に中部日本以北の花粉や種実、木材などの植物化石データに基づき議論され、1970-80年代にはいくつかの植生図も提案 された。その後、長尺コアの掘削、年代測定技術の向上、テフラ層序や海洋酸素同位体比編年の進展に伴い、年代観の確かな植物化石データも蓄積してきてい る。また、現生種の遺伝的多様性や遺伝構造から過去のレフュージア(逃避地)を解明する研究も進んでいる。ここでは、近年に得られた植物化石デ ータや現生種の遺伝構造解析データも加味して、中部日本以南を主とする最終氷期最盛期頃の植生分布や温帯性樹 種のレフュージアについて議論を深めたい。

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[巡検のご案内]
テーマ:「室戸岬の植生と植物」(第 36 回日本植生史学会談話会)
内 容: 高知県室戸岬は日本新八景にも選ばれ,古くから景勝地として知られている。また、平成23年には世界ジオパークに認定され、地質学者だけでな く、自然との触れ合いを求める人々の間で脚光を浴びている。本岬の植生は「室戸岬亜熱帯性樹林及び海岸植物群落」として国指定の天然記念物となって おり、丘陵地の照葉樹林のほか、海岸近くの風衝地では海岸低木林や海浜植生がよく保存されている。東部のアコウ-タブノキ群落は、アコウの分布密度 の高い林としては北限に近い存在であり、本岬の特徴的な植生の一つである。植生史学との関連で見ると、花 粉化石や構成種の遺伝構造を調べた研究から、本岬の氷期の沿岸低地はスギや照葉樹(林)のレフュージアと推定 されており、古植物地理的に重要な場所である。この巡検では、金剛頂寺、最御崎寺などの寺叢、岬先端の海岸植 生を中心に、ゆっくりと散策しながら室戸岬の植生と植物について紹介したい。ヤッコソウ、シオギク、アゼトウ ナなどの花々が皆様を快く迎えてくれることでしょう。

[世話人]
三宅 尚

[日程]
12月02日(月)
出発(高知市, 07:30頃)
巡検(金剛頂寺, 室戸岬など)
解散(高知龍馬空港 17:00頃, 高知市 17:40頃)

[参加費]
3,000 円程度(昼食込)

[定員]
30名程度

大会・巡検の申し込み方法等の詳細は9月頃にご案内する予定です。一般研究発表の申し込み締め切りは、10月上旬頃になる見込みです。

2013年度「信州フィールド科学賞」募集のお知らせ

信州大学山岳科学総合研究所では、2013年度「信州フィールド科学賞」および「信州フィールド科学奨励賞」の募集を行っています。「信州フィールド科学賞」では、研究対象や分野は問わず、山岳地域におけるフィールド・ワー クを基本として研究している若手研究者(2013 年度末で35才以下)を対象としています。

[募集期間]
2013年4月1日(月)-6月28日(水)(必着)

募集要項や応募書類はこちらからご覧ください。